外出禁令の解けた日の感動
本日、榛南ライオンズクラブの『第1124回2月第1例会』(御前崎ライオンズクラブとの合同例会)で、無事1週間ぶりに公の舞台に復帰しました! マスク着用ですが…。と、同時に図らずも更新を続けていた〝禁酒〟にも8日間でピリオドを打ちました。いろいろご心配をお掛けしましたが、これから体調管理に留意して、気合を入れ直して行きたいと思います。
さて、本日の例会には…静岡市在住で、突然かつ重大な視覚障害を乗り越えて…2020年東京パラリンピックへの出場を目指す稲葉統也(もとなり)さん(50)が、ゲストスピーチにお越しくださいました。『見えなくなってから、見えてくるもの』というテーマの講演でした。
30歳の時に、何の前触れもなく、突然「網膜色素変性症」という難病に襲われて短期間のうちに失明してしまったという壮絶な経験をされた方です! 「生きていく気力もなくなり、もう誰も会いたくない!」という地獄のような日々から、奥様と3人のお子さんの励ましを背に立ち上がり、不屈の闘志で仕事やスポーツに生き甲斐を見出して、柔道や水泳、陸上競技などさまざまな分野の障害者大会でご活躍されている素晴らしいアスリートです。
「努力はきっと自分に帰ってくる」「〝成功〟とは自分の達成度。他人と比べる必要はない」「自分のしてきた努力は、自分が一番知っているし、努力は自分を裏切らない」「『これがないから…できない』『あれがあったら、できるのに…』ではなく、今自分が置かれている環境の中で本気になり、全力を尽くす」「背伸びや無理はしない。でも、今自分ができることには甘えることなく、限界にチャレンジする」……1つ1つのお言葉が胸に刺さりました。
2006年の国体での投てき2種目優勝を機に、1度は現役を引退しながら、2020年東京パラリンピック開催決定で一念発起! 50歳を目前にした一昨年から現役復帰され、いきなり2年連続で国体2種目制覇という快挙を成し遂げた私と同世代の稲葉さんが「人はいつでも変わることができます。考え方を変えた時ではなく、変えようと考え、それに向かって動き始めた時にです。生まれてきた以上、人生はすべてにおいて勉強であり、学びです」と力強く話す姿に、大きな勇気をいただきました!