櫻の花のように…2017
春の長雨がやっと止み、素晴らしい晴天になりました。庭の桜も、勝間田川の夜桜も見事です。。
女子フィギュアスケートの浅田真央さんが、都内で引退会見に臨みました。。1990年(平2)年生まれの26歳…26歳という若さで、それまでに自分のすべてを費やし、誰にも真似できない功績を積み重ね、築き上げてきた人生の大切な大切なモノを辞める…「終わりにする」決断って、すごいとしか言いようがないですよね? 想像も尽きません。私は26歳の時には、もう結婚はしていましたけど(笑)…一般企業から転職して記者1年目。。まだ何も始まっていませんでした。
それから長いことスポーツ記者をやっていましたが…スケート担当にはなったことはありませんでした。時々助っ人で、選手団の結団式や出発式、記者会見とかには取材に行って、何回か〝生の真央ちゃん〟には会いましたが、1対1で話を聞く機会がなかったのが、今思えば、とても残念です。
ちなみに、不惑のゴルフ担当だった2006年3月、カナダのカルガリーで開催された『世界フィギュア選手権』を1人で取材しました。。その2週間後に米国南部のジョージア州でのマスターズに行くことが決まっていたので…デスクから「ちょっとついでに行ってきてよ!」と言われたのです。。とはいえ、冬景色のカナダから気候は夏のオーガスタですから…「ちょっとついでに」行ける距離や装備ではなかったのですが(笑)…その瞬間は「おー! 真央ちゃんや美姫ちゃんに会える!?」と興奮しました。
ところが、その年はトリノ五輪直後とあって、金メダリストの荒川静香や安藤美姫ら、世界の人気選手はこぞって欠場。。そして、「五輪前年の6月30日までに15歳」という年齢制限に87日足りずトリノ五輪に出られなかった当時15歳の真央ちゃんはといえば…スロベニアで行われた世界ジュニア選手権の方に出ていて(笑) 自身初の「トリプルアクセル」に成功していました。
まあ、つまり…だから担当記者じゃない門外漢の私が特派されたわけです。。それでも、この大会では村主章枝が2位、中野友加里さんが5位、男子では織田信成が4位と活躍し、けっこう記事を書きました。今となっては、ただただ懐かしい思い出です。
今日は、個人的にはとてもうれしいことがありました。。いつのまにか真央ちゃんの2倍も生きてしまった老木ですけど…まだまだこれから、元気に咲こうと思っています。
一度だけ生きて、そして死んでいく
だから、このまま心まかせて…
櫻の花のように散るのがいいさー
散れたらいいさー
あああ、あああぁ…櫻の花のように…