対話の場の必要性
辻立ち5日目の今朝は、大沢IC東交差点で…な、な、なんと、冷たい麦茶の差し入れをいただきました! 30代の働き盛り、子育て真っ最中の…「男性から」っていうのが、特にうれしかったです。
通勤中の50代女性からも、演説中の写真が携帯メールで熱弁中の写真が届きました。。早朝に市内各地にゲリラ的に出没しているのにもかかわらず、日々多くの市民のみなさんから、メッセージやご声援をいただけて、とても心強いです。。とにかく投票日まで、あとわずか110日間…自分にできることはすべてやる!(できないことはやらない)という姿勢で、1人でも多くの市民のみなさんのご理解を得られるように、動き続けます。
夜には、市役所主催の『相良公民館に関する意見交換会』が、須々木区のい~らで開催されました。今年3月いっぱいで閉館となった同区の相良公民館のこれからを地域住民、利用団体のみなさんと市当局とが話し合う会議だったのですが…
牧之原市ならではの『ワークショップ形式』で開会しようとした段階で…「なにを今さら!」という数人の参加者から猛抗議が飛び出して…台風3号接近中の屋外同様、冒頭から大荒れの様相でした。
今回お集まりになった約120人の参加者のみなさんや立場や考えは千差万別ですが…前述の方々の主張は、2月議会における『相良公民館の存続を強く求める請願』の大差(11-4)での〝採択〟を受けて…①新築か耐震補強での公民館存続は既定路線のはず。②今回は、その工程や費用の捻出方法を話し合うのではないのか? というものでした。
請願書の内容や私の考えは…⇒こちら!!
これに対して、市当局からは…①相良公民館の付近は「レベル2」(1000年に1度)の地震発生の際は4~5㍍の浸水域と想定されている。②国の基準では3㍍以上の想定浸水域では、4階建て以上の建物でなければ『津波避難ビル』とは認定されない。=補助金がでない。③新築には最低でも3億5000万円、耐震補強でも3億円近くかかる。④約65%国庫補助の「合併特例債」を利用して、耐震補強を行うにしても約1億円の市税が必要。。加えて耐震補強をても建物耐久年数は大幅に伸びるわけではない…という説明がありました。
つまり、強制力のない議会の請願の採択結果には左右されず、現実問題を参加者に説明し、「同じ場所に以前と同じ形で公民館を復活させるのは不可能」という考えを鮮明にした上で…「規模を縮小させての公民館や生涯学習活動の継続」や「跡地の有効利用」「代替施設確保」などを忌憚なく話し合っていただくという目的のために開いた意見交換会だということが、はっきりわかりました。
それでも、牧之原市の誇る優秀な市民ファシリテーター陣の素晴らしい奮闘もあり、大多数の参加者は真剣に、活発に相良地区における公民館活動の今後について意見を出し合い、模造紙にそれぞれの思いのこもった附箋を貼っていました。残念ながら、時間の関係で、グループごとの発表の場はありませんでしたが…寄せられた意見や要望は、今後市役所の担当課が整理して取りまとめ、今後の話し合いや公民館跡地の再利用のための貴重な資料にするそうです。
この問題は、決定当初のボタンの掛け違いから、感情的な対立やいがみ合いにまで発展して、こじれにこじれてここまで来てしまいましたが…私は、「対話の場」の持つ力を信じて、これから何度でも、全員が納得はできないまでも、理解し合い、譲歩し合えるようになるまで、話し合っていく必要性を感じました。