敗戦処理が一区切り
本日、10月の選挙の収支報告書の修正を行いました。
選挙の洗礼を受けた〝元候補者〟が、否が応でも向き合わなければならない…選挙後に必ず、提出しなければならないのが『選挙費用収支報告書』です。法律で、「投票日から2週間(15日)以内」と決まっているのですが、借りていた選挙事務所の公共料金(電気、水道、電話)の請求書は遅れて届きますから、この時期でも追加の提出が認められています。
牧之原市では、市制施行から12年、4回目となった今回の市長&市議会議員選挙で、初めて『選挙公営費制度』が導入されました。これは「国または地方自治体が個々の候補者の選挙費用の一部を負担すること」です。つまり、選挙に金がかかりすぎて、政治腐敗や若年層の候補者難の原因になっている」ことや、「候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないように」という目的で考え出された制度 です。
今年1月の段階で、全国の91.8%の自治体が導入済みでしたし、静岡県内でも全23市中20市で実施されていましたので、はっきり言って牧之原市は「遅すぎた」「いったい何をしていただ??」という話なんですが…とにかく今回、わが市では…①選挙運動用の自動車代(ハイヤー契約またはレンタカー) ②選挙運動用ポスター作成費用 ③選挙運動用ビラの作成費用(市長選挙のみ)の3つで実施していただきました。
これまでは、牧之原市民は、選挙に出ようと思っても、選挙にかかるすべての費用は、候補者個人が全額負担しなければなりませんでした。。
大変な出費の末にやっと当選しても…市議会議員の報酬は、月額税込みで27万円!! 昨今話題の『政務活動費』は、昔も今も1円も支給されていません。。これでは、30~50代の「働き盛り世代」「子育て世代」の普通の市民が、政治家を目指すのは不可能ですよね。。
「牧之原市を変える!」という私のスローガンは、こういう「変えたくても変えられない」ようになっている今までのルールや議会構成、この市のさまざまなしがらみやシステムなど…すべての問題に対して〝警鐘〟を鳴らしたものでした。。しかし、何といっても私の力不足、PR不足、戦略ミスで、それらが市民各層に漏れなく伝えられなかった、理解されなかったことが、今さらながら残念です。
そんな中、今回計算上では、市長候補者には1人あたり最大57万9200円。市議会議員候補者には同45万9040円を上限に…貴重な市税から支給された模様です。。本日、追加で支払った公共料金代等は、もちろんすべて自腹ですが…
ありがとうございました。
これで、今回の選挙の、経費面での〝敗戦処理〟はほぼ終了しました。。公費による支払いがある選挙期間中のドライバーのみなさんには、規定の賃金をお届けに伺います。
該当の方は、今しばらくお待ちください!