カタツムリの知恵と脱成長
今夜は剣道はお休みして、真面目な読書会に参加しました。。実は、先週の稽古で「足を痛めてしまった!」という現実もあったのですが…文化的な活動、学術的なお誘いも大切にしたいと思ってもいるからです。
今回は『カタツムリの知恵と脱成長―貧しさと豊かさについての変奏曲』(中野佳裕著、コモンズ刊)のレジュメを読み合って、感想や意見を交換しました。
「大きいことは良いことだ」という20世紀の成長路線から脱し「これからはカタツムリのようなゆっくりなペースで歩んで行こう」という提案をしている新進気鋭の若手学者の本でした。。「これから人類は、身の丈にあった生活を心掛けるべきだ」という考えには、理念としては共感しましたが、個人的には「各人の身の丈は本人が決めるか…いつか、自分で気づくものだ」と思っているので、ちょっと違和感も感じました。
牧之原市のように全国、全世界に誇れる特色や魅力がたくさんあるのに、ずっと元気のない日本の地方全体が、「まあ、この地域は実際この程度なんだから、無理はしないでみんなで仲良くつつましく生きていきましょう!」と素直に妥協して、淡々と生活していくということは…経済的、物質的にも「郷土の発展」を願い、目指している政治家の端くれとして、今はまだ看過はできないと感じています。
私は牧之原市には、まだまだ積極的に整備しなければならないもの、変えなければいけないもの、チャレンジしなければいけないことが、山ほどあると信じています。
ところで…午後7時前に2番目の来訪者として到着した際、3年前の3月3日にオープンした会場の多目的スペース「凛・百花春」(静波)の『通算3500人目の来場者』として、素敵なプレゼントをいただきました。中川さん! ありがとうございました!!