大都会のナマケモノ
1日中大雨だった今日は、東京に日帰りで行ってきました。私が東京で生活していた10年前から、毎年どんどん変貌していく街並みやさっぱり買い方の分からない自動販売機にカルチャーショックを受けました。。
『自然薯100%の冷凍ととろ汁』『採蜜月ごとに詰め合わせた無添加のハチミツ』『国内生産率0.2%の超高級金ゴマ』の〝牧之原セレクション〟3品を、都内の某百貨店に売り込むためです。人のまばらな静岡と違いせわしない大都会は、どこへ行っても大混雑、大行列の連続で…以前のようなワクワク感ではなく、軽いめまいを覚えました。。自分が年を取ったのか? 田舎暮らしがすっかり体に染みついたのか? きっとその両方でしょうね。
いずれも、「牧之原しかない!」「牧之原市だからできる!」逸品ですので、各店の仕入れ担当者は大変熱心にお話を聞いてくださいました。長年相手から「良いコメント」や「やる気」を引き出したり、最近は「購入意欲をそそる」トークを心掛けてきた私ですが…今回のような生産者の代役として、販売者と「Win-Win」の関係を築くための「駆け引き」や「交渉」をするという仕事は、生まれて初めての経験でした。。
とても、責任がある大変な役割ですが、それこそが今の私が一番身に着けなければならないテクニック、スキルなので…これからも臆せず頑張ります。
帰りの新幹線の中で読んでいた週刊新潮のカラーグラビアでコスタリカのナマケモノが特集されていました。
ナマケモノはスペイン語では『Perezoso(ペレソッソ)』と呼びます。意味はやっぱり「怠け者の」とか「怠惰な」「やる気のない」「動きが緩慢な」という形容詞から来ています。
今さら、ナマケモノのような人生は選べませんが(笑)…こんな貴重な野生動物がごまんと生息している国に家族がいて、行きたいと思えば(…航空券を買うお金があればww)いつだって、命の洗濯に出かけることができる自分の人生を幸せに思います。