25年前の誓い
1993年の今夜、Jリーグが開幕しました。ちょうど四半世紀…25年前の出来事でした。
当時駆け出しのサッカー記者だった私は、5万9626人もの大観衆で埋め尽くされた旧国立競技場の記者席で、歴史的な開幕戦「ヴェルディ川崎vs横浜マリノス」を取材していました。私の役目は「どちらか勝った方のチームの臨時サブ担当として、3面のカラー面を書く」という今思えば、かなり荷の重い任務でした。
派手なセレモニーの後の19時30分という、当時としては遅いキックオフ。何をどう書いていいのかもまったく決まらないまま、締切り時間を気にして、ドキドキしながらちょうど今ごろの時間を過ごしていました。
はたして、日本中が注目していたJリーグ公式戦初ゴールは前半19分、日本中が期待していたカズでも、ラモスでも、木村和司でもなく…川崎のオランダ人無名の助っ人マイヤーでした。そして、後半3分の横浜の同点ゴールはブラジルのエバートン。そして同14分の決勝ゴールはアルゼンチンのスーパースター、ラモン・ディアス!! 外国人の点取り屋たちの派手なゴールラッシュで、それなりに盛り上がり、私の語学も生かせる結末に興奮し、同時にほっとしたことを覚えています。。ただし、原稿は何を書いたのかまったく覚えていません!(笑)
今思えば、あの夜から…私の〝プロ〟としての物書き人生が正式に幕を開けたのでした。。記事によって報酬を得るという意味ではなく「何があっても、毎日必ず内容のある文章を書く。自分の記事を世の中に発信していくのだ!!」という矜持です。。