虹の架け橋
本日は、吉田町の中央公民館で行われた「虹の架け橋~菊川小笠教室・志太教室修了式」に参列してきました。
「虹の架け橋」とは、文部科学省が国際移住機関(IOM)より採択を受けて実施している「外国人児童のための教室」です。静岡県では、NPO日本インターネットスクール協会静岡事務局(山下泰孝理事長)が委託を受け、両親ともに来日して日が浅い外国人の児童、生徒が円滑に日本の公立学校に就学できるよう6カ月を目途に個々に対応したカリキュラムで、日本語や日本のルール、習慣を無料で教えています。
外国人の妻を持ち、国際交流の大切さを誰よりも痛感している私は、昨年度の修了式から、参加させていただいています。2つの教室の所在地は、志太地区(焼津市)と小笠地区(菊川市)で、修了式の会場は、その中間の吉田町です。牧之原市在住の子どもは1人もいません。。そして、志太・榛原・小笠地域の市町の首長や議員は、どなたもいらっしゃいませんでした。(焼津市選出の加藤与志男県議は臨席されました)
何を言いたいかというと…この修了式への出席は、地域の政治家としての活動の一環ではなく、100%個人的な思いだということです。これまでの外国人の友人たちとの交流を通じて、幼くして両親の都合で、見知らぬ国にやってきた子供たちの苦労が手に取るように分かるからです。我が家の双子の息子たちは、日本生まれの日本育ちなのでまったく境遇は違いますが、その代償として2人は絶対に身につけなければならなかった母の母国語が話せません。
教室での生活を終え、礼儀正しく、元気よく、母国語と日本語をしっかりと使いこなしている修了生の姿が、自分の子に対して教育熱心ではなかったダメ親父には眩しく見えてたまりませんでした。この日本を、静岡県を「生まれ故郷の国と同じように好きになってほしい。愛してほしい。そして、これから先、この子たちが、日本と世界にかかる「虹の架け橋」のような人材に育っていってほしい」…そう、強く思いました。
夜には、相良資料館で行われた地元選出の井林辰憲代議士の「国政報告会」を傍聴に行きました。
田舎の地方議員とはまったく違う、国会議員の忙しい生活や各種の勉強会や委員会での活動の様子を聞き、とても驚きました。衆議院だけで480人もいる国会議員が、連日連夜、まさに分刻みで永田町界隈でさまざまな仕事をこなし、週末には地元選挙区を飛び回っているかがよくわかり、ただただ「大変だな~!」と思いました。
先の国会で成立した「平成26年度予算」や4月からの「消費税引き上げ」の内容も伺いました。日本で初めて消費税が導入された16年前に比べ、今年度は国の税収は14.7兆円も減っているのに、医療費などの社会保障費が14.5兆円増えているという現実に、今さらながら愕然としました。