春節の浚渫
本日2月19日は、旧暦の元日である『春節』(旧正月)です。中国や台湾のみならずシンガポールなどの中華圏の国家では、最も重要とされる祝祭日です。中国各地では、18日夜から全国で爆竹や花火が鳴り響き、北京市では19日未明、大気の微小粒子状物質(PM2.5)のレベルが一時、6段階の汚染指標のうち『最悪』の「深刻な汚染」を記録したそうです。日本の環境基準の12倍強だそうですから…本当に困ったものですね。
そんな春節の日に牧之原市では…年に1度、晴天率の高いこの時期恒例の「浚渫(しゅんせつ)」工事が行われていました。港湾の出入口の水深が足りないと…漁船が座礁する恐れが出て危険なので、県の御前崎港管理事務所が浚渫船の業者に依頼して、航路に溜まった砂を除去してくれているのです。こうやって台船に積まれた大量の砂は、そのまま500mほど東に運ばれて、片浜海岸の沖合50m付近に撒かれるのだそうです。
私としては、近年になって砂の減少と小石の混入の著しい「静波海岸の沖まで持っていってほしい!!」と思ったりもするわけですが…やはり費用対効果というか…作業効率を考えれば仕方ないですし、かなりの割合で砂は潮流に乗って東に向かうらしいので、十分ありがたいと思っています。
それにしても、昨年10月から私は、ことあるごとに例の静波海岸の漂着ゴミ問題を取り上げて、海岸線の管理者の県の不作為をことさら騒ぎ立てて、不平不満をまくし立ててきたわけで…。。さすがに今回は、こういった地域住民の生活に直結した知られざる事業の内容も、ご紹介しないと「フェアじゃないな!」と思ったので、県への感謝の気持ちを込めて、、みなさんにお知らせいたしました。
だから…「一刻も早く、静波海岸の方も業者に発注して、ゴミの撤去を開始してほしい!!」。そう祈らずにはいられません。このままでは、「本当にこの夏は海開きなどできない!」と、私は本気で危惧しています。