わが故郷の「明」と「暗」
【明】
国立科学博物館から、牧之原市役所に、うれしい報告メールが届きました!(*^^*)
24日に牧之原市の坂井平田港で、漂着死体として見つかったクジラは…やはり、超希少種の『ユメゴンドウ』のメスでした! 私は愛着を持って、彼女を「夢子」と呼ばせていただきます!!
なにしろ発見から80年以上、標本さえなかったという「夢」のようなクジラだったわけですからね。。「そんなに貴重な種だったんなら、その日のうちに引き渡さないで…『他からも引き合いがあるんですよー』とか言っていれば、100万…いやもっとお金がもらえたかもしれないね?」なんて、半分本音のジョークもチラホラ語られるほど…私と役場の担当者たちの間では盛り上がりました。
こういう素晴らしく、夢のあるステキなニュースこそ、地元マスコミぐらいには、大きく、楽しく扱ってほしいわけですが…なかなか、難しいものですね? とにかく、骨格漂本が完成したら、茨城・つくば市の国立科学博物館まで、みんなで夢子に会いに行きましょう!!
【暗】
大変です! 非常事態です!
どなたかお知り合いに、『榛原総合病院』で、働いてくださる産婦人科医の先生はいらっしゃいませんか??
本日の市議会の常任委員会合同協議会で、衝撃の事実が明らかになりました! 我が市唯一の総合病院として、医療法人沖縄徳洲会が指定管理団体となって運営している榛原病院が、常勤医師と非常勤医師の2名の退職に伴い、7月から妊婦の「分娩の取り扱いを中止する」というのです。
病院側は、産婦人科医確保のため、徳洲会本部への要請を始め、「ありとあらゆるルートや人脈を頼って、週数日でも非常勤で勤務してもらえる医師を探してきた」(大湾事務長)そうですが…刀折れ矢尽きて…ついに、この発表を迎えてしまいました。
「仕方がない! なら、どこかの産婦人科医院で産もう!」と思ってもできません!! あろうことか、牧之原市だけでなく隣の吉田町にも現在、分娩を扱っている開業医が1つもないのです! わが市にとって大切な大切な妊婦さんが、赤ちゃんを自分の住む市で産めない! まさに非常事態なのです。榛原病院に12月まで予約があった約120人の妊婦さんに関しては、焼津市、藤枝市、島田市、菊川市の計6医院が受け入れを了解してくれているというのが不幸中の幸いですが…
少子高齢化と人口流出に歯止めをかけようと、全市が一丸となって今年度から『第2次総合計画』をスタートさせた矢先の最悪のニュース!! せっかく中学生までの子ども全員の医療費を完全無料にする施策を開始させるというのに……このままでは、ますます若い夫婦や子育て世代が、どんどん牧之原から去っていってしまいます。津波避難施設を整備するとか以前の問題です! 20年以上も都会で暮らしていた私たち夫婦も16年前、わざわざ妻だけがこの地に来て、榛原病院で双子の男の子を授かりました。「里帰り出産」もできなくなる故郷に、どうして子や孫が帰ってこようと思うでしょうか?
この重大発表に際し、全部で16項目にも及ぶ「産婦人科医師確保に向けての対応」という文書を配布した大湾事務長に、私は念を押すように尋ねました。「これだけ詳細に、これまでの対応の経緯を公表して、われわれに理解を求められているということは…『もはやどんな手段、策を使ってでも、1日も早く医師を見つけたい!』。たとえばわれわれに対しても『知り合いや友人のつてを頼るなど、どんな手段でもいいから、医師確保に協力してほしい!』という協力要請やSOSなのだと、とらえていいですか? いいですね?」
その答えは「はい。そうです! お願いします!」でした。なので、あえて私は自分のFacebookやこのブログを通じてみなさんにお願いします! 医療の知識も人脈もない文系の1年生議員には、他に手段がありません。
どこかに産婦人科医は、いらっしゃいませんか? 素晴らしい海と山と大自然…そして優しく、温かい人にも恵まれ、美味しい空気と水(お茶!)にあふれ、陸海空の交通の便も…けっこういいww 牧之原市は、都会での生活に疲れた心優しいドクターの登場を、諸手を挙げて、お待ちしています。