九州視察研修初日
本日から2泊3日の日程で、牧之原市議会『総務建設委員会』の視察研修で、九州3県の3市町を歴訪しています。早朝6時30分に起床して、10分で家を出て、7時に富士山静岡空港のFDAのロビー前に集合して、7時30分に搭乗ゲートに向かい、7時45分の福岡便の始発に乗って…9時半前には、もう福岡にいました!! やっぱり、自分の町には空港があるということは、素晴らしいことですね? しかも、駐車場は、何日経っても無料なんですからね。これで、新幹線新駅が実現した日には、まさに無敵な『首都圏第3空港』となることを、あらためて確信しました!
初日の本日は、熊本県の菊陽町に伺い、同町が2年前に制定した『中小企業等振興条例』について、じっくりと研修させていただきました。隣接する熊本市のベッドタウンとして開発が進む同町は、1970年に1万881人だった人口が右肩上がりで増え続けて…今年4月にはついに4万人の大台を突破したそうです。
熊本市からほど近い平坦な土地に豊富な地下水や天然温泉。町の真ん中に国道とJR線が走るという恵まれた立地条件に、黙っていても人が集まってくるという環境に感心するやら、驚くやらやら…。高速道のインターや空港が至近にあるという共通点はあるものの、深刻な人口減に悩むわれわれ牧之原市の人間には、なんとも羨ましいばかりでした。
それでも、すべてが立地条件のおかげかというと、そうでもなく…聞けば30年近く市政を担った前町長が、町税を投じて200㌶もの市街地の区画整理や上下水道などのインフラ整備を断行。ソニーや富士フイルムなどの大企業も進出する環境を整えたことが、急激な人口増と市のにぎわいや発展に繋がっているのだそうです。
中小企業等振興条例の策定は…「熊本のベッドタウンだけじゃないんだ! われわれ菊陽町民は、自分たちで何だってやれるし、できるんだ!」といった「自信とプライドの結晶」のように、私は受け取りました。市の商工業の再生による「活気ある街づくり」が目的の我々の研究の趣旨とは、かなりの隔たりを感じはしましたが…「牧之原市だって、発想の転換や取り組み方次第で、中小企業の振興はできるはずだ」とも思いました。
肝心の研修した条例の内容については、また日を改めて御説明できれば…と思います。