決算連合審査2日目
今日は早朝7時から、さざんか前の交差点で、『秋の全国交通安全運動 事前街頭広報』の立哨でした。
明け方までの大雨が治まって、薄日が差してきたので、大喜びで、傘なし&自転車で来たら、途中からまた降り出してズブ濡れに…。相変わらずの自分の見通しの甘さと危機管理能力の欠如を痛感しました。
いったん帰宅して、午前9時から『平成26年度牧之原市決算連合審査』の2日目に臨みました。膨大な『歳入歳出決算附属書類』を基に、当局の担当課が項目ごとに説明する内容に対して、議員が次々に質疑を行っていく、とても重要な作業です。
本日の私の質疑では、やはり質問でも取り上げた消防救急業務に係る『常備消防費』が気になりました。牧之原市が単独で運営する相良地区の相良消防本部における昨年度のお金の流れが1円単位で提示されて、消防総務課長が項目ごとに説明し、それ対して質疑が行われたわけです。しかし、一般質問でも指摘した通り、我が市の東半分の榛原地区をカバーする吉田町牧之原市広域施設組合消防本部関連の歳出(2億513万8000円)の関しては、たった1行「負担金」としか記載されていないのです。
当然、これはこの議会の決算審査ではなく、私も所属する「吉田町牧之原市広域施設組合議会」で、審議・承認するためですが、その決算を承認する定例会は牧之原市議会の閉会する今月30日の午後なのです。つまり、形式的には牧之原市が昨年度分として支払った「負担金」の合理性、妥当性を詳しく審議する前に、牧之原市議会ではその支払いの内容をチェックすることなく、お墨付きを与えることになるわけです。
それでも今までは、吉田町との一部事務組合で運営しているだけに、事後とはいえ組合議会で、歳出の金額を精査することは可能でした。しかし、来年度からの「静岡地域消防救急広域化」後は、2つの消防本部の業務は、すべて静岡市消防本部の傘下に入ります。経理上は、静岡市に『委託』することになるわけです。なので、決算時には支出の詳細な説明は完全になくなり…たった1行「委託費」とだけ表示されることになりかねないのです。
「それは困る! われわれ議員が、今後まったく質疑も、審査もできなくなってしまう可能性が起こりうるのは如何なものか?」と訴えたところ…担当課からは「なるべく詳しい資料を準備し、場合によっては静岡市の担当者にも来てもらって、丁寧な説明を心掛けます」という答弁をいただき、少しほっとしました。