ふじのくに地球環境史ミュージアム
次男に懇願されて、静岡市に新設された静岡県初の県立自然系博物館『ふじのくに地球環境史ミュージアム』に行ってきました。26日の開館当日には、親子連れなど約1100人が詰めかけたそうですが、春休み中の現在も、連日500人以上が訪れる人気スポットになっています。入館料は大人300円、学生は無料というのが素晴らしいですね?
旧県立静岡南高の校舎を活用したこのミュージアムは、人と自然の関係の歴史「地球環境史」をテーマにした10の展示室で構成されています。駿河湾の水生生物や県内全域に生息する動物や昆虫の標本や、各地から発見された化石など展示しているほか、「未来の豊かさ」について考えるブースも設けられています。県が所蔵する約30万点の標本から約3000点を常設展示し、不定期に入れ替えるそうです。
次男は昔から、動物や恐竜など自然科学や地学が大好きで、先日は通っている高校の終業式で、昨夏に岐阜で調査、発掘してまとめた個人研究が、学校史上15人目という「学術的な功績に対する表彰」を受けました。その「瑞浪群層から産出する化石による瑞浪地域の古環境の推定」という論文は、このミュージアムが新年度に発行する学芸書に掲載されるそうですが…さすがにまだ紹介も展示もされていませんでした!(笑)
それにしても、富士山や駿河湾の成り立ちから、県内の動植物昆虫や縄文時代からの人々の生活の様子、そして過去の自然災害の検証や東南海トラフ大地震の解説まで…子どもも大人も瞠目して、夢中になること間違いなしの素晴らしい施設です。。本日は、他の用事もあったので、到着が遅れ…終盤の3分の1を見ることができませんでしたので、また近いうちに家族で訪れることにします。
県立の施設だけに、設備も内容も説明員も素晴らしく充実していることもありますが…統廃合された学校や公共施設の利活用の方法としては「こんなに素晴らしいやり方はないな!!」と感心しました。
静岡バンザイ!!ヾ(^▽^)ノ
春霞 この古里の有り難さ