外国人社長の心意気に感銘
『日本列島美味探訪』5日目…。連日、朝から晩まで閉鎖された空間で、休みなく岡山のみなさんと楽しくお話をしているうちに…Jリーグは開幕し、平昌五輪は閉幕してしまいました!(笑)
光陰矢のごとし。。いろいろ書きたかったこともあったのですが、残念です! また、いつか。。
そんなこんなのドタバタの中、平昌五輪の行われた韓国出身のハン・ソンミン社長(40)が積極的な事業展開を進めている山梨県市川三郷町の『桑郷(くわのさと)』さんのブースにお邪魔してきました。
ハン社長は15年前、韓国で知り合った日本人の奥様と結婚を機に日本永住を決断。義父が経営していた山梨の『桑茶』の事業を引き継ぐと、養蚕業が衰退し荒れ放題になっていた地域の山の桑畑を借り受けて、再植し、桑の葉、桑の実の加工販売に邁進。今では10㌶の桑畑(年間荒茶生産量12.5t)、25㌃の桑の実園を経営し、田舎町の経済や雇用に大きく貢献されています。
今年度は、JICA(国際協力機構)の『中小企業海外展開支援事業』に採択され、フィリピンでの桑栽培と桑茶製造にもチャレンジを始めたそうです。
「美味しくてミネラル豊富な山梨の桑茶を通じて、日本中、そして世界の人たちを笑顔にしたいんです」と屈託ない笑顔で話すハン社長が、カッコ良かったです。。
伝統的で健康的な商品を通じて、お客様を喜ばせ、地域のまちおこしに貢献し、会社も発展させようという気概や姿勢は…今、私がお手伝いしている自然薯とろろ汁の尾白弁当さんと共通する理想ですし「これからの日本の地域の中小企業経営に不可欠な理念だな」と感心しました。
そして、個人的には、奥さんの国に永住を決意し、言葉や文化の違いを乗り越えて大活躍されている自分より一回りも若いハンさんの巨体から、後光が差して見えました。
私はといえば…外国人の妻に苦労を掛け続け、生まれ故郷で暮らしているだけに、恥ずかしく思うとともに「もっともっと頑張らないと…」と決意を新たにしました!
岡山で『隠岐の島ラーメン』を食べました。。いつかは行ってみたい島が、また1つ増えました!!