日本に生まれてよかった
昔から、よく物を忘れます。何かに夢中になっていると、他のことが目に入らなくなり、気づいたら持っていたはずの大切なモノが、どこかにいってしまうのです。悲しいものです。
昨日もやらかしました! カタショー・ワンラボのオープニングイベントで、3時間も一心不乱に『牧之原グリーンティー・カップ2018』のチラシを配ってからへとへとになって帰宅したら…手に持っていたはずのシステム手帳が消えていました。。正確には、今朝起きてから気が付きました。
正直、焦りました! スマホ大好きな私ですが…スケジュールだけは、記者時代からの習慣で、すべて手書きで手帳に書いているからです。加えて、普段は使っていないクレジットカードやマイナンバーカードも入っていました。
慌てて、カタショーに電話しましたが、事務所には届いていませんでした。知り合いのスタッフさんが「そのうち出てきますよ。ここは日本ですから」と慰めてくれたのですが…ショックでいつものような空元気が出ませんでした。。〝自暴自棄〟とまではいかないまでも、確実に〝自己嫌悪〟のレベルまで凹んでいました。。
ところが、どうでしょう!! 片浜に忘れてきた手帳が、静波のわが家に届いていたのです。。私の自動車のトランクの上に、無造作にポイッと置かれていたのです。。当たり前のことですが…絶対に私ではありません!! 親切な方が、わざわざ私の家まで来て、敷地内の駐車場までやってきて、目立つところに置いてから無言で、メッセージも何も残さずに立ち去ったのです。。
その方の真意はわかりません。でもでも、私は感激しました。「うれしいなぁ。本当に、日本人でよかったな!!」。心の底から、そう思いました。
夕方から、島田市で開催された『衆議院議員 井林たつのり君を育てる会』というパーティーに出向きました。静岡2区の5市2町の支援者が1000人以上も集結し、大変な盛況でした。
元内閣府特命担当大臣で、現在は自民党の行政改革推進本部長を務める甘利明衆議院議員(68)の基調講演がありました。2013年から第2次安倍内閣が環太平洋経済連携協定(TPP)締結交渉への参加を決定したことを受けてTPP担当の国務大臣として辣腕をふるった当時をふり返りながら、現在の世界の経済情勢。特に中国の脅威についてわかりやすく御講演くださいました。
曰く、現代の中国は「周近平独裁政権の下、国家が経済活動を主導することによって推進される〝国家資本主義〟の道を突き進んでいる」こと。。そして、中国は「国内に進出してきた日本や外国の企業から「資本」「技術」「情報」の3つを国を挙げてすべて囲い込み、絶対に国外に持ち出させない一方で、外国の優れた製品やIT技術、SNSなどを完全にコピーし、国内で普及させ、本家を妨害工作等で国内市場で駆逐してから、世界市場に進出している」。
さらには「経済力や市場、資本にモノを言わせた超高圧的な外交(エコノミック・ステイトクラフト)で、アジアや中東、アフリカ諸国を従属させている」のだそうです。中国では、偽札の横行から、今や市場から紙幣が消え、ほぼすべての国民は携帯電話のアプリで支払や決済を行っているそうで…「中国のシステムが使えない海外の店には、中国人観光客が寄りつかないから、必然的に海外の観光地もすべて導入を始める。やがてその国の経済や個人情報は、中国に乗っ取られてしまう」ということでした。。中国なんと恐るべし!!
この中国の世界経済征服の野望に対抗するには、われわれ日本は「加盟国同士が策定したルールで、資本や技術の囲い込みを禁止しているTPPに、米国を巻き込んで発展させ、正しい世界仕様を構築し、全世界に普及させる以外ない」そうです。なるほど!! よくわかりました。。
今や中国全土に2000万台もあるという監視カメラと電子決済で、全国民が完璧に個人資産と情報、思想、犯罪歴まで完全に国家に把握されているという隣国の現実を聞き、背筋が寒くなった一方で、「ああ、本当に日本に生まれてよかったなあー!」と思いました。