駆け巡るオジサン!
今朝は『大石けんじを応援する会』のO君ら盟友3人の協力を得て、吉田町の街角で1時間、辻立ちをさせていただいたのですが…。
最後の10分間に、ドラマのような出来事が待ち受けていました。
突然、私と同世代の女性が、血相を変えて近づいてきて…「すみません! ここに、手押しのカートを押したおばあさんが来ませんでしたか?」と私に尋ねてこられたのです。
話を聞けば…認知症の進んだ80代後半のお義母さんが、朝からわけもなく怒り出し、彼女の制止を強引に振り切って家を、飛び出してしまったのだそうです。
「昨夜も2時間も徘徊していたし、本当に大変なんです。申し訳ございませんが…もし、通りかかったら、この番号にご連絡いただけませんか?」と携帯番号を渡されたのですが…。
果たして10分後、はるか遠くからゆっくりと歩いてくる怪しいおばあさんを発見!! 慌てて駆け寄ってお名前を尋ねると…ビンゴ!! まさしく、そのおばあさんでした。
しかし、想像していた風貌とは全く違い、身なりも表情もしっかりした方でした。お嫁さんへの悪口は止まらないものの、会話はちゃんと成立するし、何より私には「ありがとう!」「ご心配をお掛けしてごめんなさいね」と繰り返してくれたので、ホッとしました。
5分ほどおばあさんの一方的な身の上話を聴いて、仲良くなってからお嫁さんに電話して一件落着…したと思ったのですが、おばあさんは、絶対に迎えの車に乗ろうとはしません。
「わしゃあ散歩しながら、1人で歩いて帰るで大丈夫! ありがとうね!」と来た道をスタコラ再び歩き始めたので、お嫁さんはあきらめて、泣きそうな顔で後ろを歩いてついていくことになりました。
「家ではすぐ怒って暴力をするんですが…外面は本当に良いので、あなたさまに変なところを見せたくないのです。本当にありがとうございました!」
初めて会った嫁と姑から、交互に何度も感謝され、もちろん悪い気はしませんでしたが…この4人家族のこれからが、心配になりました。
晩年の10年近く、認知症による奇行と徘徊で母をいつも困らせ、憔悴させていた祖母のことを思い出しました。これからの私に何かできることを考えます。
街角に出ると…地域の実情や課題を目の当たりにできて、いろいろなことが、本当に勉強になります。
この後も、昼過ぎまで吉田町内を駆け巡りました!!
午後からは、牧之原市落居区の国道150号線沿いにある喫茶店「オアシス」のマスター大畑さんの冬場の日課『海鳥たちへの餌やり』を、初めてこの目で観ることができました!!
たまたまスタートの3時前に通り掛かると、すでに勝手知ったる鳥たちが堤防の上にずらりと並んで整列していたのには感心しました。
温暖なこの地で越冬し、北へ帰る直前のカモメたちだけでなく、ハトやカラスたちも大喜びで、パンの耳などの残飯を争いながらついばんでいました。
気分よく、今から巡回を再開し、地頭方方面の重点地区をくまなく回りました。。父のことも私のこともよーくご存知の多くの市民からの励ましがうれしかったです!! みなさま、ありがとうございました!!
それにしても、今日は今までで一番広い範囲を、ほとんど小走りで動き回りました。
とても、ありがたく充実した毎日を過ごさせていただいている私は幸せ者です。。
夜は、初めて牧之原市が主催する『IR(統合リゾート施設)説明会』でした。IR構想は4月には県に申請し、秋までに県議会の承認を得なければご破算になってしまうのだそうです。。この壮大なプロジェクトが県議会での審議と採決で、就するにも取り止めになるにも…「地元選出の県議会議員が絶対に必要だ!」という当たり前のことを、改めて痛感しました。