田沼時代のにぎわい
素晴らしい秋晴れの下、『田沼意次侯生誕300周年記念大祭式典』が、相良小学校グラウンドを舞台に盛大に開催されました。
相良高校出身の新進気鋭の書道家・吉永益美さんがステージ上で披露した「田沼意次侯生誕300年記念大祭」の大書きパフォーマンスや、はいばら太皷保存会による圧巻の演奏など…静岡県では知らぬ人のないアナウンサー久保ひとみさんの司会進行による豪華な舞台上でのパフォーマンスの数々。。そして、意次侯役としてお越しいただいた俳優の金子貴俊さんの熱演も素晴らしかったです。
119店もあった飲食や特産品ブースの充実ぶりも見事でした。。そして、わざわざ式典の日に3回に分けて実施した会場入口前の旧相良城大手門周辺での『相良城発掘調査見学会』には、ただただ瞠目し、感心しました!!
記念事業実行委員会のみなさん、牧之原市役所のみなさん、さまざまな形でこの未曾有のイベントに参加・協力された各種団体、企業、市民のみなさん! お疲れさまでした!! ありがとうございました!
開会式のご挨拶でも少し触れましたが…田沼意次侯には、前例や古くからのしきたりに囚われない柔軟な発想力と実行力がありました。。周囲に対する細かい気配りと度量の広さで、絶大な人気と信頼を得て異例の出世を遂げました。。それでいて、大役に就いて以降も、幅広い階層、職種、業界のさまざまな人々の意見や考えを聞き、すぐに政策に反映させる指導力と対応力に優れていました。
敵は多かったし、失敗も多々ありました。晩年は自然災害や凶作等のすべての原因や責任をおっかぶさせられる不運も続きました。。それでも、初めて得た領地・遠州相良では、様々な善政とインフラ整備で短期間で城下町として繁栄させて、今もこれだけ慕われ、愛されるお殿様になりました。
官民が見事に連携して実現した本日の最高の盛り上がりが、1日だけの〝打ち上げ花火〟に終わらぬように…今回は部外者だった私も、これから私のできることを地道に取り組んでいきたいと思っています。