因縁の『けんじダービー』
大阪・花園ラグビー場で開催中の『第99回全国高校ラグビー大会』は本日30日、2回戦16試合が行われ、2年連続6回目の出場となった静岡県代表の静岡聖光学院は、Bシードの強敵・流経大柏(千葉)相手に奮闘及ばず、5-56で敗れて悲願の3回戦進出はなりませんでした。
何を隠そう私は、この2校とは深~い縁がありまして…26歳でスポーツ新聞の記者になった1992年に、初めて花園切符をつかんだ流経大柏の前モノ記事を書くために、同校に取材に伺い…そのままにわか担当記者として全国大会でも記事を書いたのです。今年で25年連続27回目の花園出場という超常連となった同校は、28年前も初出場でベスト8という快進撃でした。
そしてわれらが静岡聖光学院です!! こちらはちょうど10年前の2009年、前年まで県8連覇の常勝軍団・東海大翔洋を倒して、初めて花園切符を勝ち取った時の静岡日刊の高校ラグビー担当記者が私でした。あの年は、やはり今日と同じ花園ラグビー場の第1グラウンドで、滋賀代表・光泉と互角の戦いを繰り広げましたが、14-22で惜しくも初戦敗退でした。
6回目の出場ですっかり花園常連校となった感のある今回は、1回戦で名護(沖縄)を36-12で撃破。勢いに乗って、格上の流経大柏に挑みましたが…今回も、シード校と3回戦の壁を突破することはできませんでした。それでも、校則で定められた週3日間の1回90分以内という超短時間に集約された濃密な練習とイメージトレーニングと選手の自立性、連携を重視した清々しいラグビーで最後まで強豪に食い下がってくれました。
0-45という大差で迎えた終盤に、SO高橋の絶妙なキックパスを2年生のWTB赤津が飛び込んで抑えた技ありのトライは、鳥肌モノでした。本当に素晴らしかったです。
実は名護戦の勝利後、流経大柏戦が楽しみで…一昨年に聖光を卒業した次男を連れて大阪まで応援に行くことも考えていたのですが…悪天候の予報と夕方からの忘年会のため、断念していました。。それでも、あまりの感動を抑えきれず、そのまま銀行に行って…遅ればせながら、往復の旅費分くらいの金額を同校のラグビー部保護者会の口座に寄付してきました。負けた後に寄付する人は他にいないでしょうが(笑)…今後の部活動に使ってほしいと願っています。
今年最後の忘年会! 日本酒に焼酎に、自然薯のととろ汁2種類と猪鍋とモズクガニでした! (*´ω`*)←カニザ