記者のような探偵のような人
<火柱が収まった後も煙が立ち込める現場周辺=22日深夜に次男が撮影>
意識して1年365日(✕約8年)。。毎日毎日、自分自身の生活や趣味の話だけにとどまらず、愛する地元や静岡県の話題を中心にした知られざるニュースやマスコミは扱わない情報も取り上げるようにしています。。その内容はともかく、書いている文字数だけなら確実に新聞記者時代を凌駕しています!(笑)
おかげさまで読者も増え、この年末年始の忘年会・新年会ではどこにお邪魔しても…「毎日ブログを楽しみにしています!」「地元のニュースが良くわかる。ありがとう!」とお褒めの言葉をいただくようになり、大変うれしく思っています。
しかし、こうなってくると、市内や地域で何か事件が発生すると…検索サイト等を経由した分も含め…過去に自分が書いた同様の話題の記事が、期せずして市民や読者のみなさまの目に触れる機会が一気に激増するようになりました。。みなさまが「今、知りたい!」「どうなっているんだ??」と思っていることがリアルタイムで分かってしまう時代になったのです!(笑)
昨日未明に私の近所で、住宅2棟が全焼する火事がありました。。現場周辺にはキナ臭い煙が立ち込め、大変な数の消防車が集結していたそうですが…私は、外に出ませんでした。野次馬として軽々しく現場に近づき、消火作業や救命活動の邪魔になることは絶対に避けたかったからです。。しかし、そうこうしているうちに「火事」「火災」のキーワードの入った私の過去記事の既読数は、みるみる上がっていきました!
県警察を所管する県議会議員には、大きな事件や警察関係の不祥事が起こった際には、記者発表前に担当課から事情説明の電話連絡があります。しかし、消防は各自治体(=牧之原市の場合は静岡市)の管轄ですので、火災の際には事後も含めて私には、連絡や報告は一切ありません。。防災無線の放送と翌日の新聞で知る以外にはないのです。
今朝、相良地区の友人から問い合わせの電話がありました。。「昨夜の火事の隣のお店によくお世話になってるんだけど、無事ですかね? お見舞いに行きたいんだけど…」。。というわけで、現地に行ってきました。鉄筋コンクリート建ての住宅2棟の内部が完全に焼けこげ、多くの消防職員、消防団員が現場検証を続けていました。
火元となった居間にいた89歳の男性が軽いやけどを負ったそうですが、それ以上の人的被害はありませんでした。「ショックです。本当に申し訳ない。今は、それ以外言えません」と60代の息子さんが呆然自失の表情で話してくれました。。
隣接する居酒屋さんは類焼を免れ無事でした。その旨を、先ほどの電話の主に電話すると「そうですか? なかなか直接は聞けんもんでね。ありがとうございました!」と感謝されました。
その足で、川崎区の某所の元教員ご夫妻のお宅を訪ねました。。現在県東部に在住の教え子の方から「恩師に年賀状を送ったら返送されてきた。御主人は昨年亡くなったらしいが、電話も通じなくて心配だ。ちょっと調べてくれないか?」という依頼があったからです。。SMで送られてきた住所をスマホのナビに入れて、無事現場に到着しましたが…空き家でした。。
そのまま帰るのも悔しいので(笑)…雨の中、周囲の民家のチャイムを鳴らして聞き込み捜査を開始!! どうやら娘さんの住む他市の特別養護老人ホームで生活されていることが判明し、胸を撫でおろしました。すぐに依頼者に電話すると「さすがけんちゃん!! ありがとう!!」と大変感謝されました。
新聞記者に戻ったような、私立探偵を始めたような1日でした。。この2つと、今の私の政治家という職業には共通点があります!! それは…ことあらば、ずけずけと躊躇なく周辺の民家や商店を訪問し、誠意を持って話をしたり聞いたりしなければならないということです!(笑)