時空を超えて残る物語
今朝の読み聞かせボランティアは、牧之原台地に伝わる『水呑とお弘法さん』という昔話を読みました。
明治維新後の開墾で、日本一の大茶園に生まれ変わった牧之原台地ですが…かつては水のない荒れ地でした。
一人暮らしのおばあさんの家を訪ねて一夜の宿を求めた高僧(弘法大師)が、遠く離れた谷底まで水を汲みにいく彼女を不憫に思い、自分の杖で庭の隅をつつくと…あら不思議! 美味しい清水が湧き出ました!
以来、その泉は『弘法井戸』と呼ばれるようになり、その辺りは『水呑(みずのみ)』という地名になりました…というありがたい奇跡のお話でした。
時間が余ったので、今の牧之原台地の茶畑や私たちの生活を潤す水は、大井川から来ていること。。そして今は、その水源である県最北端の南アルプスを貫くリニア新幹線のトンネル工事着工に対して、県民の不安や疑念が高まっている…という、ホットな話題を解説しました。
「2年生にはちょっと難しいかな?」と思いましたが…みんな真剣な表情で、最後まで聞いてくれました。
そういえば、本日午後、JR東海の宇野護副社長が県議会を訪れ、待ち受けた自民改革会議の県議たちに対して、リニア新幹線トンネルについてのJR東海の考えを説明。「工事によって、水資源の影響が生じた場合は、工事完了から何年という期限を設けずに補償します」と初めて言及したそうです。
私も今日はその時間帯に、県庁の自室にいましたが…そんな話は、当然ですがまったく聞いておりません!! 地元のごく一部の方々だけのエゴや判断で…同じ県議会議員という立場でも、大事な場面で私への待遇が違ってしまうのが残念です。(;´Д`)
昼前には、牧之原市須々木区のシニアのみなさん約100人で組織する『寿楽会』の新春食事会に、今年も御招待いただきました!
父の代から熱烈にご支援していただいているみなさんばかりで、昨年のお礼と近況報告をさせていただきながら、胸がいっぱいになりました。
午後ヵらの県庁での公務のため、中座する前に請われてカラオケを1曲披露したら…手拍子足拍子の盛り上がりの末に、花束までいただき、ちょっと涙が出ました!
夕方からは、先月の『第28回全日本高等学校女子サッカー選手権』で、2年ぶり4回目の日本一に輝いた、藤枝順心高校の優勝祝賀会に御招待いただきました!
私は静岡支局の記者時代、磐田市のゆめりあや全国各地で、当時から静岡女子サッカー界を牽引していた順心を密着取材していたので、とても感慨深かったです!
あのころ大変お世話になり、今もスマホに携帯番号が残っている多々良監督とも、再会できました。試しに今、ネットで検索してみたら…11年も前の記事がヒットしました!
あのころから、毎日毎日自分が書き連ねてきている記事や文章は「俺が死んだ後も、こうしてネット上に永遠に残るのだなあ~!」と確認でき、とても感慨深いです!