国策だからこそ
静岡県の川勝知事は29日の本会議で、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事の着工には「大井川流域の水と自然環境への影響回避が絶対条件」と、改めて強調しました。
公明党の蓮池県議の代表質問に答え「リニアは国策ですが、ユネスコエコパークに認定されている南アルプスの環境保全も国策です。大井川流域62万人と450事業所の生活用水、農業用水、工業用水、発電用水を確保するのも国策。リニアだけを『国策だから…』と正確なデータも開示せず、一方的に推し進めるのは、国交省鉄道局とJR東海の〝思い上がり〟です」と語気を荒げました。
知事は答弁書を読まずに…26日のJR東海・金子社長とのトップ会談時に、お土産として手渡した牧之原市の皇室献上茶と焼津市の名酒・磯自慢を再び例に挙げ…「これらは大井川の水がなければできません。有識者会議では、トンネル工事によって影響が出てからの補償の話ではなく、絶対に影響が出ないように…影響回避のための確実な対策を検証していただかなければなりません」と言い切りました。
【蓮池章平(66=公明党県議団)】
1 今後の県政運営について
2 県の危機管理について
(1)危機管理体制の強化
(2)ダブルリスク、トリプルリスクシミュレーション
3 新型コロナウイルス感染症への今後の対応について
(1)感染症対策
ア 介護施設における新たな事業継続計画の作成
イ PCR検査の安全な実施体制の確立
ウ 新たな生活様式におけるたばこによる健康被害の防止対策
(2)虐待やDVの相談体制
(3)経済再生に向けた支援
(4)農水産業への支援
(5)教育体制の整備
(6)文化芸術の再開
4 今後の公共事業の取組について
5 東京2020オリンピック・パラリンピックについて
6 ICT関連産業の集積の促進について
7 多胎育児家庭への支援について
8 海洋プラスチックごみ対策について
9 リニア中央新幹線整備について
10 障がいのある児童生徒への支援について
11 有事に備えた警察署の防災力の強化について
【鈴木節子(65=日本共産党)】
1 新型コロナウイルス感染症の克服を展望した県政の諸課題について
(1)コロナ危機を乗り越える県の独自施策の展開
(2)医療体制の構築
ア 保健所体制の機能強化
イ 感染症病床の増床
ウ 地域医療構想の進め方
(3)国民健康保険
(4)児童生徒への支援と教育体制
ア 児童相談所の体制強化
イ 学校現場の創意工夫と自主性の保障
ウ 教員増員による教育条件の抜本的整備
【鈴木啓嗣(48=自民改革会議)】
1 新型コロナウイルス感染症を踏まえた中小企業等のBCP策定の支援について
2 沿岸地域の振興策について
3 外国人県民の子供たちの就学促進について
4 頻発する豪雨等に対する土砂災害対策の推進について
5 大規模災害時における廃棄物処理対策について
6 県内における豚熱(CSF)対策について