すべての子どもたちのために…
牧之原市の『学校再編計画策定委員会 市民意見交換会』(川崎小学校区)を傍聴に行きました。市内9つの小学校区ごとに実施していて、今夜で6カ所目です。
間違いなく市政の最優先課題の1つですが…県議会議員の私が、市の施策について興味を持って動き回ると…「部外者のあなたは黙ってて!」という顔をする方々が何人かいらっしゃる(…市長ではありません!)ので、今までは忖度して1度も伺っていませんでした。
それでも今回は、地元の川崎小学校区ということで…満を持して傍聴に出向いたというわけです。
牧之原市では1985年のビーク時には6630人いた小中学生は、35年たった今年は、半分以下の3281人です!
今のペースでは、今後も右肩下がりに減少し、35年後には857人になってしまうという恐ろしい〝現実〟を見据え、市では旧榛原・旧相良に1校ずつの『施設一体型小中一貫校』に再編し「2030年の開校を目指す」という方針を示しています。
数年前までなら「とんでもない!」「地域の小学校は絶対に残してほしい」という声が圧倒的でしたが…客観的な数字と、関係各位の真摯な状況説明によって…本日お集りの50名のみなさまの大多数のご意見は…「子どもたちの教育環境を考えれば賛成です」とか「家計の支出増がなく、スクールバス等通学の足が確保されるのであれば…」といった肯定的なものでした。
少子高齢化、過疎化は日本全国の流れであり、今ではほとんどすべての地方では、地域の小中学校の統廃合と集約化が進んでいます。残された多くの課題を1つ1つクリアしながら、明日の牧之原市を担う子どもたちのための教育改革、教育環境の抜本的見直しが、急務です。
【中日新聞静岡版(10月23日付)より】
菊川市半済にあるブラジル人の託児・学習支援施設「ミライ」は、コロナ禍で親が失職して月謝を払えずにやめた子どもたちの復帰に向け、支援金を募るクラウドファンディング(CF)に二十四日から挑む。
施設を運営するNPO法人の黄地(おおち)潔理事長(57)は「通わせたいけどお金がないという親、うつ状態になっている親子がいる」と、外国人家族の厳しい現状を語る。 (河野貴子)
三十日間の目標額は百十六万円。希望しても通えない二十人が一カ月学ぶための月謝に当たる。
ミライは日本語や日本文化を学ぶ場で、日本社会と外国人をつなぐ役割を果たしてきた。これまでに三百五人が通い、全員が日本の公立学校に進学した。
外国人比率が高い菊川市で最も多いのがブラジル人で、九月末現在、二千百九十三人が暮らす。三月半ばに八十七人いたミライの利用者は、コロナ禍で一時期三十七人まで減った。今は袋井市や牧之原市などの一~十四歳の五十二人が通う。
経済活動が正常化に向かい、親の派遣社員らも仕事に復帰しつつあるが、黄地さんは「日本語を話せない四十五歳以上の派遣社員は仕事に戻れていない」と指摘する。
補助金を受けずに独力で運営し、コロナ禍でミライの借金は千六百万円に膨らんだ。それでも黄地さんは「金銭には代えられない。ミライには借金する価値がある」という。
目標額を超えたら、月謝を払って通う子どもに振り分け、老朽化した資機材の買い替えに使う考えだ。CFサイト「レディーフォー」で支援を募る。
クラウドファンディングは…⇒こちら!!