ダメだ! こりゃ!
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の謝罪…いや釈明? 弁明? 開き直り??…まあ〝逆ギレ会見〟をライブで拝見しました。
森会長は昨日3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性蔑視とも取れる発言を連発し、全世界から非難の集中砲火を浴びたことで、急きょ会見に臨んだわけです。
冒頭に、持参した紙に目を落としながら「評議員会での発言につきましては、五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと深く反省をしています。発言をいたした件については撤回をさせていただきます。不愉快な思いをしたみなさまについてはお詫び申し上げます」と読み上げ、謝罪しました。しかし、その後の質疑応答で、再び不機嫌そうに本音を吐露。。反省どころか、問題の本質を認識していないことが明白な不適切な態度を貫き通してしまいました。
にわかに沸き上がった辞任(解任?)話については「「辞任するという考えはありません」と完全否定。「私が、老害が粗大ゴミになったのかもしれませんから、そうであるなら掃いてもらえればいい」と強気に言い放ちました。謝罪したはずの「女性の話は長い」等の問題発言も「各競技団体などでよく聞いていることです」と自ら蒸し返すありさま。厳しく、事実関係と責任を追及した記者には「おもしろおかしくしたいから聞いてんだろ!!」と睨みつけるなど、全世界に醜態を晒しました。
私は、日ごろ国政や有名な政治家の暴言やトラブルやスキャンダルに関しては、お立場の重責やこれまでの経歴や肩書を鑑み、最低限の敬意を払って、軽々しい批評や批判は慎んでいるつもりですが…今回の森元首相(あえて肩書は元職)や昨今の菅首相の言動や無責任ぶりには、ほとほと愛想が尽きました。
元スポーツ新聞記者で、長年五輪種目やラグビーの担当として、五輪憲章やスポーツの素晴らしさとスポーツによる人間形成や地域創生、国威発揚の意義や価値を十二分に実感してきただけに…残念とか無念を通り越して、悲しくて切なくて、涙が出ます。。
傍若無人の森会長を辞めさせるどころか、誰も諫めることすらできない今の日本には、オリンピック・パラリンピックを開催する資格がありません。
今夜のNHK のクローズアップ現代+で、感染力の強い変異株の新型コロナウイルス感染者が先月確認された静岡県の事例と健康福祉部の苦悩と奮闘ぶりが紹介されました。
不幸にも感染してしまった県民のプライバシーを守り、普段から誹謗中傷を防ぐために最低限の個人情報の提供に努めてきた担当課が、変異株というさらに刺激的なウイルスの出現を受けて、情報コントロールのさじ加減に苦心している現状が痛いほど伝わりました。
感染力の高い変異株も、予防や対策はこれまで同じです。先月の4例以降は県内で変異株の感染者は出ていません。どうか過度の心配、警戒は避け、今まで通りの感染防止対策を続けてください!!