ボランティアは終わらない
今日は、再び牧之原市布引原の竜巻被災地区をくまなく歩きまわりました。昵懇の災害ボランティアの専門家2人と牧之原市社協の担当者2人と一緒です。
屋根にビニールシートのかかっている被災されたお宅を回り…「昨日は雨漏りしませんでしたか?」「お困りのことはありませんか?」と尋ねながら、無料でのシートの張り替えを推奨したり、被災者のニーズを収集しました。
「なら、別に県議のあなたが一緒にいる必要なかったでしょ?」「売名行為だら?」なんて言わないでくださいね?
市外から駆けつけてくれた専門家は、土地勘もないですし…なにしろ、2人とも見た目はとても怪しい風貌なのですよ(笑)
市役所から、天災に乗じて高い修理代金を請求する「悪徳業者にご注意!」というお触れが出ている現状なので、私がまず家人にご挨拶して、無償でシートの張り替えを請け負うボランティアの彼らをご紹介していたのです!
「はぁ? あなたが、一番怪しいでしょう?」というツッコミは受け付けません!( *´艸`)
静岡県ボランティア協会時代の元上司の松山さんから頼まれたのです。2年前の選挙の前に、同様に全戸を歩いて回った私の経験と知名度が活きました!
夕方には、新たに県外から助っ人に来てくださった屋根のシート張りの専門家の本多さんを、松山さんと一緒に須々木区のハチマル醤油の現場にお連れしました。
これまで、竜巻で倒壊した3棟の作業所兼倉庫の瓦礫の撤去のことばかり考えていましたが、実は一見被害のなかったように見える敷地内の建物や周辺の住民のご自宅(2件)の屋根も、一部瓦が飛んだり、壁に穴が開いていました。
明らかに被害がありながら、市には連絡していなかった2軒のお宅を訪問し、その場で市役所の危機管理課(旧防災課)に電話して、現地調査と罹災証明の発行をお願いしました。土曜の夕方なのに、担当者がしっかりと応対してくれた牧之原市役所の危機対応は、素晴らしいと思います。
ハチマルに戻ると、専門家の2人は、近くに山積みになっている倒壊した建物からみんなで運び出した瓦の山の中から、無傷のものを探しては、旧事務所の一部壊れた屋根瓦と交換する作業を黙々と行っていました。
今日はスーツと革靴姿の私は、遠くから見守っていることしかできませんでしたが…とても、神々しい光景でした。