牧之原茶を買ってください!
みなさん! 牧之原のお茶を買ってください!!
前代未聞の竜巻に襲われた牧之原市の被災地の中心部では、5月2日に摘採するはずだったAさん夫婦の美しい新茶畑が、無残にも幹を残して刈り取られてしまいました。
「竜巻の猛烈な風で、摘採前の茶葉が痛んでしまったから」「瓦やゴミなどの多くの飛来物が茶畑に飛び散ったので」…という理由で、今年は二番茶、三番茶の収穫もあきらめて〝深刈り〟が行われたのです。
深刈りとは、本来「樹体高さの調整や枝数増加抑制」「冬などの気象災害の事後対策」「芽数・芽重の改善」のため、夏前に摘採面から下へ10~20cmの深くまで刈り込むことです。茶葉は失われますが、翌年の一番茶からは、また摘採できるそうです。
しかし、今年は、凍霜害も病害虫の発生もなく「5月1日までは最高のお茶が育っていた」畑の一番茶は…「ほとんどの無事だった茶葉は活かしたい」というAさん夫婦の願いも空しく、収穫されることなく刈り捨てられられることとなりました。
しかも、現時点で、その損害の補償は約束されていません。
前述した理由の他にも、周囲からは…「テレビや新聞で、繰り返し悲惨な光景が報道された茶畑のお茶による〝風評被害〟が心配だ」とか「牧之原のお茶全体のイメージが…」という…私なら「逆だろ!? むしろ残ったここのお茶を大々的にPRしようよ!」と憤慨するような理不尽な圧力もあったそうです。
「これだけの被害が出た地区ですから仕方ありません! 今年はあきらめますが、来年は必ず復活させます。そのためにも、今は全国のみなさんに(無事だった)他の畑の美味しい牧之原の新茶を買っていただきたいです」とAさんは、目に涙を浮かべて再起への決意を話してくれました。
これまで、何度も紹介してきましたが…お茶に含まれるカテキンはインフルエンザウイルスなどの表面にある突起状のタンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認されており、新型コロナでも同様の効果が推測されています。
親愛なるお友だちのみなさん!!!! 今こそ、日本茶を飲みましょう! 竜巻の被害から再起を目指す、牧之原のお茶農家を救けてください!!
竜巻の翌朝、近所の方々がみんなで一所懸命に、この畑の中に落ちていた飛来物を拾い集めていた時の写真が、スマホの中に残っていました。