何なんだ?この知事選!③
本日11時30分に「川勝知事が牧之原市に来る!」というお知らせを見たので、立ち合い演説の会場である相良の電器店の近くまで伺いました。その前に吉田町の小山城でも行われたそうです。牧之原市でも、榛原地区ではありませんでした。
それなりに顔が売れている県議会議員の私が、予告もなく野次馬のように現れては「いろんな方々にご迷惑や要らぬご心配をお掛けするのでは?」と忖度し…かなり離れたビルの陰の駐車場に車を止め、リクライニングシートを倒し、窓を開けてマイクの声だけ聴いていました。(上の写真は、傍聴に行った方からいただきました)
会場には、6人の牧之原市議と横山副市長がお集まりになっていたそうです。うち4人が短い応援演説をされているのが聞こえました。
最後に、川勝知事の演説を聴きました。15分(…ぐらいに感じた)感情的な大演説のうち「コロナ対策」が2分、それ以外はすべて「大井川の水問題」でした。その内容は、ここ数日、私がマスコミ報道を通じて見聞きしてことを紹介してきた内容とまったく同じでした。。
もう明らかに意図的です。ここ2、3年のJR東海や国交省とのやり取りを通じて県が収集した、JRの不誠実な対応や長い説明の中のショッキングな数字や〝失言〟を大きく取り上げて…「大井川の命の水が、貴重な生物が、牧之原のお茶が、吉田町のウナギが未来永劫失われることになってよいのか?」「トンネル内に湧出する毎秒2トン、年間300万から500万トンの水が、山梨や長野に流れ出て行き、二度と大井川に返ってこないなんてことが、みなさん許せますか?」と声高らかに聴衆に問いかけて、集まった約50人の拍手喝采を浴びていました。
こういった静岡県の主張に対する私の感想や意見は、これまでずーとこのブログに書き続けてきましたので、ご興味のある方は、過去のページまで遡るか、右横のカレンダーの下の検索ボックスの「Search the site」の中に、キーとなる語句を打ち込んで検索して みてください。
演説の最後に知事は、やっと静岡空港について言及しました。「この牧之原市には、静岡県の表玄関である富士山静岡空港がある。空港でも大井川の水を使っている。もしも、リニア工事の影響で大井川の水が枯れてしまったり、汚れた水が流れるようになったら…静岡空港でも水が使えません。これは大変なことですよ。そうなったら、空港新駅どころじゃありません!!」。
牽強付会もここに極まれり!! 「そういう話じゃないだろう? あなたの力強い言葉を、明るい約束をみんなが信じたし、反川勝の旗手だった亡父だって、感謝して、期待して、待ち続けて、死んでいったんだよ。何も着地点を〝決められずに〟いや〝わざと決めないで〟時間だけを浪費させ、ピュアな県民を欺くために4年毎に一新されて、最初からなかったかのようになる公約も主張は、もうたくさんだ!」と率直に思いました。
でも、それが有史以来の強い権力者のやり方であり、選挙なのも確かです。
ちなみに先月の竜巻について、街頭演説ではほとんど言及がありませんでしたが…終了後に、当初の予定には書かれていなかった須々木区のハチマル醤油に直行。。マスコミの前で、1カ月遅れの現地視察を敢行し、鈴木社長や社員もみなさんを励ましながら、県としての支援の実施を改めて検討すると言及したそうです。
今度こそ、有言実行がなるかどうかに注目です!!