アフターコロナを考える前に
本日は、静岡県議会の『アフターコロナ生活環境づくり特別委員会』でした。
東京五輪開幕を1週間後に控え〝アフター〟どころか〝第5波真っ最中〟という状況なわけですが…何はともあれ、わが県の今後の取り組みを話し合い、提言するための特別な委員会に臨みました。
写真の6つの部と1組織、そして教育委員会の合計17の課から『アフターコロナの安心して生活できる環境づくり』に関する現状と施策の説明を受けた後、各委員が質疑を行いました。
それぞれの課の課長が、資料を基に現状や対応やこれからの構想を説明したわけですが…今の困難な現状を解説するだけの課があったり、『アフターコロナ」ではなく、現在の「ウィズコロナ」状態への対応の説明だけだったり、コロナ禍が始まったこの2年間のデータを示さなかった課があったり…それぞれバラバラな内容で、私は聞いていてかなりイライラしましたし、いくつか指摘もさせていただきました。
一番ショッキングだったのは、3月まで常任委員会の委員として在籍し、委員会で厳しく指摘をさせてもらった、くらし・環境部の資料でした。
「新型コロナに対するこれまでの本県の動き」を時系列でまとめたは表で、わざわざ1月18日の出来事「海外渡航歴のない静岡県在住者3名が、新型コロナウイルス変異種に感染したことが判明。国内での市中感染は初」と太字で記述しながら、それを受けて翌19日に川勝知事が記者会見で大々的に発表した静岡県独自の『感染拡大緊急警報』の発令の事実が、またしても「なかったこと」のように、すっぽりと抜け落ちていた(=削除されていた)ことです。
この事件の解説記事は…⇒こちら!!
知事が自ら会見で呼びかけ、翌日の新聞記事にもなり、県HPの「新型コロナウイルス感染症関連情報」にも画像で掲載されていた「同居家族以外との飲食の自粛」という、昔も今も日本一厳しい要請が、県内の飲食店関係者を震え上がらせ、怒らせて、県庁に抗議の電話が殺到するなど大問題となった静岡県のコロナ対応の最大の失敗であり、今後への貴重な教訓が、委員会のメンバーが替わったら、再び記録から抹消されていたことに愕然としました。
それを冷静に、しかしはっきりと指摘したところ…担当課長は「意図的ではありません」とだけ、答弁しましたが…意図的以外の何物でもないと私は思いました。間違ったことは、素直に認めて、再び同じ過ちを犯すことのないように、しっかりと記録に残しておかなければ何も進歩はないということは、改めて強調したいと思います。
本日は、静波海岸の手前に完成した日本初の競技サーフィン用の〝波の出るプール〟『静波サーフスタジアム』のオープニングセレモニーでもありました。
牧之原市長や全市議会議員、そして前市長に地元代議士、なんと県知事までが来賓として参列する中…私だけは、県議会の公務のため、欠席せざるを得なかったことが残念でなりませんが…こればっかりは仕方ありません!
このプールは、横幅150m?縦60mの半楕円形で、用地面積は約1.6ヘクタール(東京ドーム約1.5個強)。地元事業家を中心に一昨年3月に設立された『Surf Stadium Japan 株式会社』が、約20億円の事業費で建設した世界最先端のウエーブプールです。
公式ホームページは…⇒こちら!!
柔らかい入門用の波から、トップクラスの競技者による国際大会が開催できる1.8mの波までが造波が可能で、筒状(チューブ)や空中(エア)競技が実施できます。
明日16日から20日まで、東京五輪に出場する米国代表チームが最終調整を行いますが、8月上旬からは、一般営業も始まります。
さまざまな大自然の魅力に満ちた牧之原市に新たなにぎわいの拠点、交流人口の創出の舞台、そして全国、全世界からマリンスポーツを愛する方々を呼び寄せる〝移住定住の切り札〟が誕生しました。
※写真は、牧之原市の情報交流課からいただきました!(*'ω'*)