
私はいろいろな五輪種目を観るのが好きですが…立場上、コロナや災害、政局や事件のことも、常に忘れるわけにはいきません。
コロナは今も危険なのか? もうワクチン接種が進んだからそれほど心配ないのか? そもそも心配し過ぎだったのか?? そういった分析や検証をマスコミも政府も本当の意味ではしないまま…その時の空気だけで、危険を煽ったかと思えば、五輪が始まると現実の数字や今までの報道内容を平気で軽視(無視?)するのですから、もう我慢も限界に来た国民は、言うことなんか聞いてくれません。
一方で、確かに世界の最高峰のスポーツイベントで繰り広げられる感動のドラマは素晴らしいですけれど、スポーツ以外にもいっぱいある人生の生きがいや目標を奪われている多くの人々の苦難や嘆きは全く考慮されない社会は病んでいます。
あんなに「第5波の到来」や「開催ありきの五輪」を問題視していたのに…あまりにも極端に触れすぎるこの国のマスコミ(=国民性)を危険視しています。感動的な試合が終わったら、しっかり伝えなければならないニュースは短くてもいいから時間を取って報道してほしい。。何度も長々とリプレーや解説者の話を流して、表彰式が終わるまで、ずるずると中継を引っ張るのだけはやめてほしいものです。
この国の社会で、それなりの立場にいる偉い方々は、何が何でも最後まで開催しなければならないという悲壮な使命感で突き進んでいることは理解します。
しかし、私のような末席の地方議員は、昔のように先頭に立ってそういう風潮を煽る側には、とてもじゃないけど立てません。政治家になってよかったことは、あらゆる立場の市民・県民の思いに寄り添うことができるようになったことです。
五輪が盛り上がるのはいいことだし、もちろん本心は、頑張っている選手は称えたい。
私なんか卓球の伊藤美誠ちゃんが豊田町卓球スポーツ少年団にいた2008年に7歳で全日本選手権バンビの部(小2以下)の部で優勝した時に、取材して頭記事書いてたくらいだから…実は筋金入りのウォッチャー&サポーターです。
いつもなら、もう大喜びでその時の話と記事を取り上げていいます。でも、悲しいけれど今はできません!!

久々に古巣の榛原少年剣道クラブで、楽しい稽古をしました。
2年ぶりに開催される全国高校総体(インターハイ)に静岡県&東海4県覇者・県立磐田西高の先鋒として出場する卒団生の丸山桜桃さん(2年)を囲んで、みんなで気勢を上げました!!
私も41年前、この同じ榛原中学の灼熱の道場での猛稽古で、青春の炎のすべてを燃やして全国切符をつかみ取り、高校でのさらなる飛躍につなげた懐かしい記憶が蘇りました。
オリンピックは、確かに国を代表する特別な選手たちの特別な大会かもしれません。しかし、この世界のすべての子どもたちや若者には、才能や勝敗とは全く関係ない別の次元で、彼らにしか経験できない特別な大会、特別なイベント、特別な学校生活があるのです。
「オリンピックならいいけど、〇〇はダメ!」という理不尽な判断や決定を、責任ある大人たちがこの先、もう2度と言い出さないように、心の底から祈っています。