感染爆発が始まった
新型コロナウイルスの感染者が本日28日、全国で新たに9583人確認されました。前日比1954人増と急拡大の傾向が強まり、第3波の時のピーク(1月8日)の7958人を上回って過去最多を更新しました。今回は、ワクチン接種が進んでいない若い世代に感染が広がっているそうで、30代以下が全体の約7割、50代以下では95%弱を占めているとのことです。
東京都は初めて3000人を突破して3177人、神奈川県が前日から293人増えて1051人と初の1000人声。埼玉県は前日比277人増の870人、千葉県は同172人増の577人。茨城県も前日から倍以上増えたそうです。これを受けて政府は、政府は28日、神奈川、埼玉、千葉の首都圏3県に「緊急事態宣言」を発令する調整に入りました。大阪府も発令を求める可能性があります。
ちなみに静岡県もかなりのペースで加速していて…昨日より21人増で120人!! うち牧之原市2人、吉田町が1人です。
※先週の一般質問の「駿河湾フェリーの利用促進について」の議事録です。
【大石質問】
駿河湾フェリーの利用促進について伺います。
本年2月議会で市川県議も同様の質問をされていますが、私は今回、もっと大きな「そもそも論」に踏み込んだ質問をさせていただきます。
静岡市の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ駿河湾フェリーは、現在、民間事業者から引き継いだ「一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー」が、一昨年6月より運航に当たっております。
引継ぎ直後から長雨による天候不順や台風などの影響を受けた上、昨年はコロナ禍により4月20日から6月末まで運休するなど大変厳しい経営を強いられています。現在もさまざまな企画や特典、運賃割引などを積極的に実施し、売上増と経営改善に向けた取り組みを進めていますが、高速道路網の整備も進み先行きは厳しいと言わざるをえません。
私は、ウィズコロナ、アフターコロナの観光や社会情勢の変化を見据えて、今こそ公共交通機関という一義的な使命から脱却し、貸し切り営業「チャーター事業」などにより、新たな利用者の獲得の強化に舵を切る必要性を実感しています。
県はこれまで答弁の中で、駿河湾フェリーは「災害時には、救助に必要な人員や物資等の海上輸送を担うとともに、周辺住民の通院等を支える交通手段、沿岸で採れた海産物輸送などの物流手段」と定義していますが、だとすればこの船は、その名の通り「駿河湾」の全域でもっと活用すべきではないでしょうか。
今年開港50周年を迎えた御前崎港では今、物流面だけでなく、人流や観光、環境に配慮した港の将来像について、関係者が一堂に会して検討するという機運が生まれています。
例えば、フェリーで御前崎港から伊豆半島まで駿河湾を横切るチャータークルーズや、富士山静岡空港に降り立った団体客が、牧之原や御前崎、そして伊豆半島での釣りやマリンスポーツを楽しむツアーを企画してはいかがでしょうか。
もちろん、8月29日に全線開通予定の中部横断自動車道からの旅行客を取り込む等、従来の航路も生かしつつ、空港利用の修学旅行生や外国人旅行客も呼び込んで、駿河湾全域でフェリーを積極活用することが、経営立て直しの鍵になると考えます。
駿河湾フェリーの利用促進に向けた取組を今後どのように進めていくのか、県の所見を伺います。
【植田スポーツ・文化観光部答弁】
駿河湾フェリーの利用促進についてお答えいたします。
厳しい経営環境が続く中で、駿河湾フェリーの利用拡大を図るためには、議員御指摘のとおり、船の魅力を一層高め、フェリーに乗ること自体を目的とする利用者の増加を図ることが重要であります。今後も様々な魅力ある取組を企画し、展開してまいります。
まず、駿河湾の魅力を最大限に生かし、8月13日に天の川とペルセウス座流星群観望ツアーを開催するのをはじめ、中秋の名月や初日の出を仰ぐチャータークルーズ、湾内に生息するイルカやクジラのウォッチングツアー、富士山静岡空港を利用したフライトからフェリーでのクルージングまでを楽しむ企画などを実施いたします。
また、船上での楽しみを増やすため、駿河湾フェリーでしか食べられないオリジナルスイーツや土産品の開発、人気漫画のイラスト展、フェリー乗船者限定の久能山東照宮の御朱印の発行など、新たな客層の開拓にも取り組んでまいります。
さらに、県内の教育機関や博物館、水族館などと連携して、駿河湾の成り立ちや生態系を船上で学ぶ教育プログラムを開発し、県内外から教育旅行を誘致するほか、太平洋岸自転車道のナショナルサイクルルートの指定を契機に、東京湾フェリーや伊勢湾フェリーなど、県外フェリー会社と連携して、サイクリストの誘致を積極的に推進してまいります。
今後も、御提案いただいた貴重なアイデアを参考に、ウィズコロナ、アフターコロナ時代の旅行者のニーズを的確に捉えながら、御前崎港を含む駿河湾全域を対象に、わくわくするような企画を展開し、大勢の皆様に駿河湾フェリーを楽しんでいただけるよう、地域の皆様と連携して全力で取り組んでまいります。
以上であります。