111億1200万円の補正予算
静岡県の川勝知事は7月30日、熱海市で発生した土石流災害の復旧支援日や新型コロナウイルス対策費などを盛り込んだ総額111億1200万円の6月補正予算案を、宮沢議長に提出しました。
土石流対応では、被災者のための避難所設置や民間賃貸住宅の借り上げ費用などの応急救助経費や生活再建支援金などに9億2700万円を計上。コロナ対策としては、急速に新規感染者が拡大している沼津市と下田市内の飲食店への営業時間短縮要請に伴う協力金13億4100万円、軽症者用宿泊療養施設(2カ所)の借り上げに14億9000万円、ワクチンの職域接種への支援金など総額88億8700万円が計上されています。
この他、10月の参議院補欠選挙の経費13億8670万円や、県が山梨県と共同で水質調査を行うと覚書を交わした富士川の水質調査事業費1990万円も含まれています。
補正後の本年度の一般会計は、総額1兆3646億6400万円となります。
<30日の一般質問>
【藤曲敬宏(54=自民改革会議)】
1 熱海市伊豆山土石流災害について
(1) 行方不明者の捜索と被災地域の安全・安心の確保
(2) 伊豆山地区の二次災害の発生防止と社会インフラの復旧
(3) 避難所から仮設住宅への早期移転
(4) 被災地熱海の行政サービス継続に向けた人的支援
(5) 観光地熱海の復興に向けた取組
2 定年退職者の再任用について
3 県内唯一の有人離島である初島への支援について
【田内浩之(44=ふじのくに県民クラブ)】
1 レイクハマナ未来都市について
(1) 環境重視型の工業エリアの形成
(2) 電力の再生可能エネルギー化
2 地域医療構想の実現に向けた取組について
3 骨髄ドナー登録者への支援について
4 浜名湖におけるアサリの資源回復について
5 都市計画道路大倉戸茶屋松線について
6 浜名港の活性化について
7 高校入試における内申点について
【天野一(78=自民改革会議)】
1 公文書館について
2 自殺防止対策について
(1) SOSの出し方に関する教育
(2) 職員の自殺防止
ア 知事部局職員の自死に対する知事の考え
イ 教育委員会における職員の自殺防止対策
ウ 県警察における職員の自殺防止対策
3 生涯スポーツについて
4 浜岡原発によるいのちへの脅威について
5 女性役員がいない自主防災組織ゼロを目指す取組について
本日7月30日の静岡県内の新型コロナウイルス新規感染者は121人でした。3日連続で100人を超えるのは初めての非常事態です。問題なのは、人口10万人あたりの感染者数「17.4人」で…これは過去最悪です。
病床使用率は、西部が13・6%、中部が28・0%、東部が51・3%で、県全体では29・6%。特に東部が多い傾向は続いていますが…西部や中部も増加しています。
感染力の強いインド由来の変異株デルタ株の感染が県内でも拡大しているそうで…県の健康福祉部の話では、すでに全感染者の4割ほどがデルタ株に置き換わっているそうです。
また静岡県では、29日時点で1回目のワクチン接種を終えた人は約125万人、2回目の接種を終えた人は約90万人。高齢者のワクチン接種率は2回目を終えた人が68.42%で、全体の3分の2が接種を終えているそうです。
ちなみに…56歳の私もついに本日、牧之原市から届いた接種券入りの登録用紙を開封し、ワクチン接種を予約しました。ファイザー社製で、接種日は8月17日と9月7日です。
国内の新型コロナウイルス感染者は本日30日、2日連続の1万人超えとなる1万744人が、新たに確認されました。東京都で、3日連続の3000人以上となる3300人の感染が確認されたほか、神奈川県(1418人)では3日続けて過去最多を更新。千葉(753人)、茨城(222人)、鳥取(47人)各県でも最多となり、首都圏を中心に感染爆発が顕著となっています。