
静岡県の危機管理部が、各市町からの報告を受けて取りまとめた、本日25日午前6時現在の台風15号による被害状況報告です。
県はすでに台風が最接近した23日(金)に、県内23市町に対し、災害救助法の適用を決定し、国に宣言しました。昨年5月の牧之原市の竜巻災害時に、平成時代から他の都道府県とは対照的に、静岡県は過去に1度も災害救助法の適用を宣言していないことを議会で猛烈に非難したわけですが…2カ月後の熱海土石流災害での初適用を皮切りに、この1年間で3回目です!! やればできるぞ! 静岡県危機管理部!!(^^)/

本日、牧之原市内某所で、島田市の山間の笹間地区出身の若者から、声を掛けられました。
「今回の台風で、静岡県全体が大変な被害を受けて大騒ぎになっていますが…ボクの地元の笹間は、世間から見捨てられています。笹間川にかかる日向橋の手前の道路は崩落し、集落は完全に孤立しています。電話も携帯も繋がりませんが、状況はまったく報道されていません。助けてください!」
大井川中流の支流沿いに153世帯、288人が点在する笹間地区は高齢化率60%。我が家から車で1時間ほどの距離にあり、風光明媚で素敵な山村です。高校時代には母校に下宿生として来ていた同級生もいたこともあり…今朝の県の被害報告で、笹間地区が「孤立集落」とだけ書かれていたことを気に掛けていた矢先でした。
「電話は繋がらないのですが、LINEは繋がるので(笑)…時々写真や連絡が届きます。実家の父は、たまたま食料の買い置きがあったそうですが…お年寄りばかりの過疎地域なので、公式の情報がないのが心配です。せめて、行政や政治家のみなさんに、今の笹間の状況をお伝えいただけませんか?」
鬼気迫る表情で依頼されました。
今回は地元の窮状も十分に把握していない私にとって、勝手知らない他市の1地区への支援や救助の要請を発信することは、ハードルが高いことですし、おそらくこの2日間、必死に活動されている多くの島田市の方々にとっても失礼なことになりかねないと思い…この時間まで躊躇していました。
すると、くだんの彼からたった今、LINEでメッセージとともに信じられない写真が数枚、届きました。
「おつかれさまです! 今日はありがとうございました! 日向橋、地元住民で修復したそうです!」
これぞ、日本古来の自助共助!! どんな時でも助け合う笹間のみなさんの昔ながらの団結力に、最大限の敬意を表します。
【補足(26日 6時30分)】
未確認ですが…行政や政治家も動いてくださったようです。以下、今朝の彼から届いた最新のLINEです。
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「おはようございます!
ゆうべは早々に寝ておりました…申し訳ありません…
日向橋ですが、自治体が要請してくれた?ようで、地元の建設会社もきてくれたようです!」

榛南青年会議所主催の『ハイナンビーチフェスタ2022』に伺いました。
久々の快晴無風、夏日の牧之原市の海岸で、地域の経済界を担う若手事業者、経営者のみなさんが企画したさまざまな楽しいイベントが開催されていました。
このところ、つらい話題ばかりが続いていますが…榛南の魅力を知り尽くしている地域の青年たちの努力と頑張りに、元気と希望をいただきました。本当にありがとうございました!