
久々の読み聞かせボランティアで、牧之原台地に伝わる『水呑(みずのみ)とお弘法さん』という昔話を読みました。
北海道を除く日本全国に5000以上も言い伝えられている真言宗の開祖・空海(弘法大師)の布教や修行の旅路での『弘法伝説』の1つです。
今から1200年近く前の平安時代初期、当時は水のない荒野だった台地にぽつんとあったおばあさんの一軒家に、疲れ切った様子の旅の僧が一夜の宿を求めました。
「よく来なさった。熱いお湯くらいしか出せませんが…お待ちください」と言って、外に水汲みに出たきり、何時間も帰って来なかったおばあさんから「この辺りは、台地の下の谷の沢まで行かにゃあ水がないもんで」という説明を聞いたこの僧が…
翌朝の出発時に庭の隅を杖で突くと、きれいな清水がこんこんと湧き出てきた…という奇跡の話です。今の東名高速牧之原SAの南側の牧之原市東萩間区の周辺は、昔から「水呑(みずのみ)」と呼ばれています。
明治維新以降は、旧幕臣たちによる開墾と、大井川の水を台地に導いた先人たちの知恵と努力で、牧之原台地は日本一の大茶園に生まれ変わりました。
「令和のおじさんたちは、困った時に杖を突いて水を湧き出させることはできないので…リニア新幹線のトンネル工事で大井川の水が減らないように、ずっと目を光らせています。ただ、私が調べた限り、牧之原に来る水は減りません」とまとめたら…6年1組のみんなから、拍手をいただきました!

牧之原市勝間田区の多目的グラウンド『かつま~れ』で定期的に開催されているグラウンドゴルフ大会に、2カ月ぶりに選手として出場させていただきました。(*^-^*)
「珍しく1ラウンドで3個もバーディーが取れた」とか、休憩時間に140円のスポーツドリンクを買ったら、自販機の数字がそろって「160円のアリナミンが、タダでもらえた」…という、ワタシのちっちゃな自慢話wwは、もうどうでもよくって…(笑)
昨日20日のプロ野球ドラフト会議で、中日ドラゴンズから2位指名を受け、牧之原市から35年ぶりのプロ野球選手となることが確定した明治大学主将の村松開人内野手(21=牧之原中ー静岡高)のおじいさんの明さん(83)と、初めてお会いできました!!(^^)/
「ゆんべは遅くまで電話が鳴りっ放しだったし、新聞記者も来て大騒ぎだったよ!」と目を細めて喜ぶ明さんは、なんと私の亡父と同い年でした。。「榛原町(当時)で、還暦の年に全員で集まる〝年輪の集い〟で、町長さんだった哲ちゃんと一緒に撮った写真が家に飾ってあるんだよ~! 哲っちゃんもプロ野球が好きだったよ!」と懐かしそうに話してくださいました。
可愛い孫のドラゴンズ2位指名については「名古屋は近いから本当に良かった。遠いチームじゃあ、そんなに応援に行けんでね。今っから楽しみです」と満面の笑みでした。

<静岡新聞10月21日の紙面から>