
母校の静岡県立榛原高校の新年初稽古に参加して、厳しい戦いの待ち受ける令和5年の火蓋を切りました。
百年以上の歴史を誇る伝統の剣道部ですが…現役部員の前で年齢順に座った歴戦のOB剣士軍団の中で、自分が今や上から3番目だったことにショックを受けました。ちなみに段位順だと…30年以上のブランクがあったので、断トツのびりっけつです!(笑)
わずか3日前の昨年の稽古納めによる疲労と筋肉痛を如実に感じる中、可愛い後輩の高校生や若者たちと激しく充実した素晴らしい稽古ができました。
何度も紹介させていただいているステージ4のがんと闘う不屈の高校教師・榛葉達也さん(31)とも、ついに初めて剣を交えることができました。
最初からヘロヘロだった私とは対照的に、息も乱れぬ足運び、軽快で鋭い竹刀さばきに感心しました。苦しくも楽しい至福のひとときでした。
ちなみに…本日は、昨夏から榛葉さんの密着取材を続けている地元テレビ2局(テレビ静岡、静岡第一テレビ)のクルーが、稽古の一部始終、榛葉さんの一挙手一投足を熱心に撮影していました。
しかし、稽古の最初から最後まで、そのイレギュラーな状況はもちろん、榛葉さんの存在さえも一切口にせず、特別扱いもせず…何もなかったように、例年通りの初稽古を貫いた私の1年先輩の柳澤義浩顧問(58)の親心と御配慮に、心から感服しました。