のそみ半減で空港新駅は可
昨日の『第66回田沼意次牧之原市マラソン大会』の2kmの部のスタート直後の素晴らしい写真をいただきました。こう見ると、私は前から4列目ぐらいの絶好の位置で出走していたのでした。
自分の孫でもおかしくない年代の小学生の子どもたちにどんどん抜かれていった時は、悲しくて空しい気持ちでいっぱいでしたが…よくよく考えれば、そろそろ還暦が見えてきた間違いなく初老のオッサンが、肉体的な故障も疾患も何もなく、準備体操も酸素ボンベもなして、いきなり2km走れてしまっているわけで…ただただ丈夫な身体に産み、育健康優良児に育ててくれた亡き母に感謝しています。
今朝の静岡新聞に興味深い記事が載っていまいした。
リニア中央新幹線開業の経済効果を巡り岸田文雄首相が、静岡県内の東海道新幹線の停車頻度増加に関する調査を今夏をめどにまとめる方針を示したことに関し、今から13年前の2010年に、JR東海の金子慎社長(当時常務)が、国交省の交通政策審議会で「(リニア新幹線が)名古屋開業の時点で(東海道新幹線の)名古屋までの中間駅では、ひかり・こだまが増えるので便利になる」と発言していたことを紹介。。
当時から「名古屋までの開業時点で東京圏―名古屋ののぞみ利用者のほか、大阪圏など名古屋以西のぞみ利用者も大半がリニアに移る」と推定し…「東海道新幹線ダイヤに余裕ができ、のぞみとひかり・こだまの運行本数の割合は、のぞみが中間(半分)ぐらいになる」と説明れていたと報じました。
一方、東海道新幹線が地下を走る富士山静岡空港に新駅を整備する構想を掲げている県は、すでにリニアの全線開業後に新駅を含めたダイヤ編成が可能かを調べ、のぞみの運行本数が現行(2019年の調査当時)の半分程度の1時間あたり5本になれば、新駅を設置しても新幹線の高速性は維持できるとする調査結果を2020年3月まで取りまとめていたことも明らかにしました。
JR東海は、これまで一貫して「リニア開業後は、東海道新幹線の新駅設置の余地が高まる」とする一方、肝心の静岡空港新駅については「新幹線の速達性が低下する」との理由で否定的な考えを示していますが、熱海~三島間(16.1km)、さらには東京~品川間(6.78km)を考えれば、空港新駅~掛川間(15km)をことさら問題視する根拠は希薄だし…「いまこそ、名古屋までのリニア部分開通時を念頭に、空港新駅の機運を盛り上げるべきだ」と思っています。