ジュニア王者の相良高入学
大ニュースです!(^^)/
ワタシがここ数年〝自称応援団長〟として、いろんな場面や手段、県議会でも大宣伝をしている牧之原市にある静岡県立相良高校に本日6日、とんでもない〝スーパー新入生〟が入学しました。
お隣の御前崎市白羽在住の野口颯(りゅう)君(15)は、御前崎中3年だった昨年12月に、ウィンドサーフィンの『全日本アマチュア選手権』のウェーブ部門で優勝し、プロに転向したばかりの〝日本史上最年少プロ〟です。
やはり日本を代表するトッププロの父・貴史さん(51=ウィンドサーフィンスクール経営)とともに、先月御前崎海岸で開催された2023年の世界選手権シリーズ開幕戦『IWT Omaezaki Japan Cup』にも、日本ランキング上位選手の資格で出場を果たした新進気鋭のスター候補です。
世界のトップを目指して、これから年間10戦のツアーを転戦予定の颯君ですが…ウィンドサーフィンに限らず、海外を主戦場とする高校世代のアスリートたちは、昔も今も制約の少ない私学や通信高校に進学することがほとんどです。
しかし、颯君は「競技の時以外は、普通の高校生として地元の学校に通いたい。青春を謳歌したい」と熱望。。ワタシはお父さんからのご相談を受けて…「サーフィン」や「ボルダリング」「ドローン」「ダンス」等、特色のあるサークルを設立するなど、生徒に学びと生きがいの両立を勧める魅力ある学校化を推進している相良高校の朝倉徹校長に必死にお願いしたところ…
見事、颯君の入学を認めていただいたというわけです。なので本日、練習場所の1つでもある学校近くのさがらサンビーチで父子にお会いして、素敵な2ショットを撮らせていただきました。
颯君には、静岡を代表する企業であるヤマハ発動機(磐田市)がメーンスポンサーとして支援してくれていて、ウィンドサーフィン界では〝ひとりジュビロ磐田〟なのですが(笑)…海外遠征の渡航費や長期の滞在費を考えたら、毎回表彰台に上がるくらいの活躍をしなければ大赤字だそうです。
それでも、颯君は「早く好成績を残して、世界の企業にもスポンサー契約を結んでもらえるように全力を尽くします」と目を輝かせ、最高の笑みで話してくれました。今も、契約企業から用具などの無償提供を受けていますが、マリンスポーツのブランドメーカと契約できるようになれば数千万円の副収入も夢でないそうです。
今が伸び盛り、怖いもの知らずの颯君にとって、一番の障害は相良高校の出席日数!! 「校長先生から『県立高なんだから、年間3分の2以上は登校しなければ、1年生から留年ですよ』と釘を刺されています。大会の前には現地で練習もさせたいので、どうなることか? 何とか大目に見てもらえませんかね?」と貴史さんは苦笑いでした。
それでも、当の本人は…「入学式が終わり、これから3年間、楽しく過ごせそうです。Uー17部門の世界チャンピオンを目標に頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とあくまで前向き!! 留年する気はなし!(笑)
なので…「わかった! また困った時には、相談してください。颯君は、静岡県のスポーツ界の宝だから!! 県の教育委員会に一緒に直談判しに行くよ!!」と、つい安請け合いしてしまいました。。
◆野口颯(のぐち・りゅう) 2007年(平19)4月21日、御前崎市生まれ。神奈川・川崎市から「ウィンドサーフィンがしたくて」御前崎に移住した父貴史さんの影響で、白羽小2年からウィンドサーフィンを始める。幼少時からメキメキ頭角を現し、ジュニアの大会を軒並み制覇。現在、U-17の日本ランキング1位。昨年12月には、年齢制限のない全日本アマチュア選手権で初優勝。2位までに与えられるプロ資格を得てプロ転向。得意技は「フォワード・ループ」。家族は両親と姉、弟2人。172㎝、59kg。
牧之原市静波区にある榛南建築高等職業訓練校の『令和4年度修了式兼令和5年度入学式』に、ご招待いただきました。3名の修了生と1名の入学生が、緊張の面持ちで参列していました。
1970年(昭45)に、地域社会における「優秀な人材の育成」と「労働者の社会的・経済地位の向上」を旗印に、榛南職業訓練協会によって設立された歴史ある学校です。
深刻な少子化や建設・建築業界の構造的な人手不足で、年々生徒の確保には苦労しているそうですが…働きながら週に1日、必要な基礎的な知識や技能をしっかりと身に付けられるシステムは、まさに地元社会、地域経済に根付いた理想的な研修施設だと実感しました。
年齢も経歴も様々な修了生、新入生のみなさんの「前途に幸あれ!」と願いました。