
抜けるような青空の下、牧之原市勝間田区の『勝間田公園つつじ祭り』の神事が行われました!(^^)/
1932年(昭7)に、古来山頂付近に自生していた「ミヤマツツジ」(学名:コバノミツバツツジ)に着目した当時の勝間田村の村長や村会議員、そして勝間田小学校の教員らが音頭をとり、村人と一緒に雑木林を開墾して建設した「勝間田児童公園」がこの公園のルーツです。
しかし、その後の世界情勢の悪化で管理する人がいなくなり、戦時中には荒れ放題。。その後も、誰も手を入れることのないまま長くほったらかしになっていましたが…約半世紀後の1981年(昭56)、当時の榛原町の勝間田区長の陣頭指揮の下、再び住民総出で荒れた山を公園として復活させました。
以来40年以上にわたり、日本のミヤマツツジの分布 の北限に位置する県の天然記念物を、区のみなさんが大事に保護・管理し続けてくださり…今では県内外から多くの観光客の訪れる大繁殖地となっています。
例年、金刀比羅山(通称三栗山)の中腹から山頂にかけて、公称1万本の色鮮やかなミヤマツツジが、咲き誇る光景は見事です。
ただ…近年は、地球温暖化や高齢化した樹勢の衰えなどで、咲く時期が早まったり、バラバラになったり、花の咲く前に葉が出てしまったりという深刻な問題が出てきています。
そこで、牧之原市は今年度200万円の予算を組んで、この貴重で大切な群生地の保護と再生に向けて、専門家に詳しい調査を依頼するそうです。杉本市長が来賓挨拶で、そう話していました。
ちなみに広場のある山頂には、縁結びや家内安全の「お浅間さん」(浅間神社)と海の守り神や商売繁盛の「金比羅さん」(金刀比羅宮)、そして学問や就職の神さま「天神さん」(天満宮)の3つの社が並立。3社を1度にお参りできます! 便利でお得です!(笑)
景色は絶景。コロナも収束に向かった最高の季節の静岡県の楽園まで、ぜひぜひお誘い合わせの上、お出かけください!! 綺麗に整備された山道は、爽快なハイキングコースになっていますよ!

『令和5年度 牧之原市遺族会総会』にお招きいただきました。太平洋戦争で戦火に倒れた1786 柱の英霊を弔い、恒久平和を切望し、戦争の悲惨さを未来永劫語り続けるために設立された遺族会ですが…
この夏で終戦から78年を迎える今、会員数は当初の849世帯から134世帯まで減り…「組織の維持や世代交代が深刻な課題となっている」という説明がありました。
私も、ご挨拶の機会をいただきました。長い時の経過で、大戦の悲劇を身近に感じる市民が減ることは当然の流れではあるけれど…われわれ戦争を知らない日本人が、平和を享受していた今まで、世界各地で戦火が途切れたことは1度もないことを強調。
衛星放送やSNSの発展によりリアルタイムで伝えられる現代の戦争のニュースから目を逸らすことなく、この国の防衛と世界の平和のために、国民全体で真剣に議論する必要性をお話しさせていただきました。
開戦2年目に突入したウクライナの現状を見れば…今日の戦争では、核の抑止力が効けば効くほど、戦いの前線に若い兵士が送られて、戦車や砲弾による殺し合いが続いています。
21世紀の令和の日本を、新たな遺族会ができるような世の中にしてはなりません。これから日本は、いったいどうすればいいのか? 指導者や政治家の責任は極めて重いことを、実感しています。