川勝劇場の終わりの始まり
大ニュースです! 川勝知事が、本日13日の定例会見で「これからは『静岡の水』『山梨の水』という議論はしない!」と言い切りました!(=゚ω゚)ノ
ご本人的にはお得意の〝君子豹変〟なのでしょうけど…〝朝令暮改〟も、ここに極まれりですよね? 静岡県が「静岡県の地下水が山梨側に流れてしまう!」と山梨県内から県境に迫ったリニア中央新幹線のボーリング調査の「即時中止」を頑なに要請していたわけですから…
そうなるとボーリング調査でも、その後の本工事中でも「トンネル内に湧き出た水は静岡の水だから、全量を大井川に返せ!」という主張の根幹が崩壊してしまいます。知事や県の主張や説明が、毎週…いや毎日のように二転三転してしまうので、今月末のワタシの一般質問の内容もその都度、大幅に加筆修正しければならないので大変です!(+o+)
全1時間14分の定例会見の映像の大部分を占めるリニア関連の記者の質問に対する知事の回答には、本当に驚きますし、あきれて失笑するしかありません。白熱している質疑応答の一部分をご紹介します。
全部を〝文字起こし〟して載せたいところですが…ワタシもこう見えて忙しいので(笑)
ご興味のある方は…⇒こちら!!
(前略)
【記者】「もう山梨の水、静岡の水の議論はしない」ということになりますと、山梨県境付近での山梨県側で今行われている静岡県境までの調査に関して、水が引っ張られようがなんだろうが、水を返せというような話にはならないわけなので、県境までの調査を事実上容認する。そして、県境を越してからの調査は県の専門部会の見解を仰ぐ、以上それでよろしいですか?
【知事】いいえ、それは違いますね。水は、山梨県や静岡県を両方流れてるわけですから、この水が静岡県から引っ張られているという、そういう前提のもとでこの議論をしてるわけですね。
【記者】だとすると、それはじゃあ「静岡の水」「山梨の水」という議論はしないけれども水は返せということですか?
【知事】水は全部返すというのはJR東海さんの約束です。
【記者】JRの約束は工事期間中の10カ月なので、ボーリング調査は絡んでこないので、それは県の拡大解釈なだけであって、県が勝手に言ってることだけなんで、それを聞いてるんですけれども。
【知事】拡大解釈だと思っておりません。
【記者】いやそれはそれは知事はそうやって言うでしょうけれども、世の中的には文言がそうやって、「工事期間」って、「本体工事の部分」って書かれてるわけですから…。
【知事】本体工事に入ればですね、水は出ますし…。
【記者】いや、だから、今言ってるのは高速長尺先進ボーリングの話なんですね。なので「静岡の水」「山梨の水」議論をしないということであれば、事実上、山梨側への要請を撤回するっていうのが普通、筋だと思うんですけれども。
【知事】今要請をしているのは、JR東海に対してです。
【記者】いやそうですけれども、だからJRはその要請を聞いて、これからどうしようかなっていう話なので、それを撤回しないことにはJRとして掘り進めないと思うんですけれども。他県における民間の経済活動を抑制してる話になると思いますけれども。
【知事】懸念は払拭するのは事業者にあると思います。
【記者】だからそのその懸念というのは何なんですか。静岡の水が引っ張られるっていう話なんですよねでも「静岡の水」「山梨の水」っていう話はしないんですよね。
【知事】ですから水がどっちのものだという話はですね、水には向かないと思っております。
【記者】だとしたら「引っ張られる」っていう議論も向かないんじゃないですか?
【知事】引っ張れるというのは地質学的に…。
【記者】水がどっちのものかっていうのは、水には向かないのであれば、逆に言えば、その理論でいきますと、おそらくですけれども山梨県側の水を静岡県が引っ張ってしまっている可能性もあるわけですよね。
【知事】それは屁理屈ですね。
【記者】屁理屈じゃなくて、これに関しては、県の内部も言ってましたよ。そういう可能性があることは大いに承知していると。
【知事】掘っていく方向がですね、静岡県に…上に向かっていくので、水は下に流れますから。
【記者】でもそれはあくまで理論上ですよね。 地質学で何が起きるかって知事は地質学の専門家ではないですよね、渡辺さんも地質学の専門家ではないですよね。むしろ2人とも文系ですよね。
【知事】理屈はですね、自然系であれ文系であれですね、通ってないといけません。
【記者】言いますと、知事の理屈は多分誰よりも通ってないと思うんですけれども。
【知事】わかりました。反省します。
【記者】そうなると結局県のスタンスは何も変わらないっていうことですか。県境付近のボーリングはあくまで今のところ中断を要請し続ける、だけど「静岡の水」「山梨の水」議論をしないっていうだけであって、中断を要請し続けることには変わらないということでいいですか。
【知事】専門部会のご判断に委ねると申し上げているわけですね。
【記者】だから、専門部会はですね、静岡県の専門部会ですよね。
【知事】そうです。
【記者】山梨県下における行政行為ですよね。何の権限があって…
【知事】行政行為ではありません。
【記者】行政が認めた行為ですよね。山梨県という行政体における行為ですよね。
【知事】これはですね、国交大臣意見、また、この環境大臣意見におきまして、地元の理解を得る。これが不可欠であると、その地元と…
【記者】その地元というのは山梨県、山梨県民ですよね。山梨県における調査ですから。
【知事】山はですね、どこからどこまでが山梨、どこからどこまでは静岡のは、行政的にはありますけど、山は1つの南アルプスです。それと同じ考えで…
【記者】そろそろ〝無理筋〟だっていうことに気がついた方がいいと思いますよ。
【記者】〇〇新聞です。度々すいません。今の話を聞いていてわからなくなったんですけれども、山梨県との信頼に関わる問題なので、きちんとはっきりしておきたいんですが、まず知事は山梨県内のボーリング調査については、前回の記者会見で「掘るな」ではない、懸念の払拭の要請だというふうにおっしゃっているので、山梨県のボーリング調査は事実上容認している状況だと、私は理解してます。
で、今日先ほどのお話で、山梨県内で出る水を、静岡県のものだという主張はもうしないというふうに質問に対して答えられたと思ったんですが、それはそれでよろしいんでしょうか。
【知事】水についてそういう行政的な単位を言うのは向かないというふうに考えております。流れるものですからね。例えば、それこそ富士川をご覧くださいませ。
地下を流れてるものも表面流れてるもの水の流れは同じです。上から下に行くということですよね。そして富士川は、ここまでは山梨県だとここは下は静岡県だと。だけど山梨県にあった水は下に来るじゃないですか。
だからそれをですね、ここが山梨県の水だから、こちらは静岡県の水だからというのは馬鹿げた議論ですよ。これは水循環基本法の基本的な考え方に則って言ってるわけです。共有財産だということですね、共有財産だということです。
【記者】つまりそれだと、静岡県に戻すという発想にはならないというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
【知事】静岡県にこの供給されてる水は山塊にある水がめから供給されてるわけですね。ですから、これについては非常に深い懸念と心配をしておりますですから、これについての懸念を払拭する義務は、事業主体にあると。
そして事業主体のこのご説明を、専門部会で聞いてるわけですから、専門部会の方で納得して、決というか、部会長のいわば方針としてこれについてはこうすると言われればですね、専門の先生方のご意見を尊重して我々はそれに従うという立場です。
たまたまこの間そういういろいろな意見が出たと、しかしまだまとまってるわけじゃありませんしまだ議論はペンディングであるという理解は思っております。
【記者】まだまとまってない段階なんですが、その専門の先生は、静岡県を含めてボーリング調査をする方がいいというふうに。そういう意見でまとまって知事のもとに届いたら、その県境を超えたボーリング調査も認めるということですか。
【知事】これはですね、本当に画期的だと思うんですけども、丹羽社長がですね、丸井さんのおっしゃってる言葉について、前向きにJR東海として対処したいとおっしゃってるので、その中身がわかりません。まだ。
ですからその中身をご説明いただいて、というのがこの次の回になるんじゃないですか。
【記者】ちょっと事務局から報告が上がってないのかもしれないですが、丸井先生はその県境越えてサンプルを分析するのが科学的だというふうにおっしゃっているんですよね。そういう意見が知事のもとに届いたら、それは県境を越えたボーリングを認めることになるんではないかと思うんですね。
【知事】先生がそういうふうに言われて、部会でそういうふうにすると、JRもそれをすると、調査のためだということであればですね、それはもう全員が一致した意見なので、私が1人反対するような筋のものではないと思います。
(後略)
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もう無茶苦茶! 支離滅裂ですよね?
知事の口から自分への質問に「屁理屈だ!!」という言葉が出てきた時には、思わず吹き出してしまいました!( *´艸`)
眩しい日差しと抜けるような青空、そして熱帯のジャングルみたいな雑木林。。
勝間田川の支流を台風土産の波が遡る光景が…なんだかコスタリカのカリブ海側っぽくて、懐かしい! でもここは、我が町マキノハラ!(^-^)v
ついに晴れたので、たくさん収穫しました!(o^-')b !