梅雨明け間近の地元話
梅雨明けしたかのような快晴の朝、久々に母校の川小で、読み聞かせボランティアでした。ι(´Д`υ)アツィー
かわいい2年2組のみんなが、コロナ禍前のように体育座りでワタシを囲み、すぐ目の前で楽しそうに聴いてくれて、うれしかったです。(^-^)/
終わった後も、数人の女の子たちが階段まで追いかけてきて、いろいろ話しかけてくれて、うれしかったです。v(^-^)モテキ?
一番お茶目な女の子から、いきなりお腹にパンチを食らいビックリしましたが…鍛えているので、全然平気でした!(*´∀`)♪
庭が綺麗になったので、羽化している美しい真っ白なアブラゼミを見つけることができました!
しかし…何もわざわざこんなに暑い真っ昼間に、外に出て来て始めなくても…(^^;)メダチタガリヤ?
ワタシの6月29日の県議会での一般質問を、文字起こしの終わったものから順次、ご紹介しています。
本日は…「3 近海物の県内漁協への水揚げ量増加の取組について」…です。
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【質問】次に、近海物の県内漁協への水揚量増加の取組について伺います。
近年、地元の漁師から「本県の近海、遠州灘の沖合や伊豆半島の周辺で獲れる近海モノの生のカツオやマグロの多くが、近場の漁場から7時間も掛けて、わざわざ千葉の勝浦漁港まで運んで水揚げされている」との話を聞き、目の前が真っ暗になりました。
仲買人や小売業者の絶対数が比較にならないのが最大の理由だそうですが、結果的に需要と供給のバランスが取れておらず、本県では漁業者が満足できる「適正価格」が見込めないことも大きな要因と考えられます。
つまり、言葉は悪いですが「本県の市場では安く買いたたかれる傾向にあり、勝浦港の方が常時高値で買ってもらえるため、本県での水揚げを避けて遠方に行く」との話です。
これは、遠洋モノのカツオでは「水揚げ量日本一」を誇る焼津港を擁し、漁業振興にまい進しているはずの本県にとって由々しき事態であるだけでなく、物価高騰対策として実施した燃料等の支援策の効果がすべて他県に流れてしまっていることを意味します。
本県では遠洋で冷凍処理されたカツオやマグロは多く揚がりますが、鮮度や脂の乗りで消費者には羨望される近海モノの魚の美味しさや市場価値は計り知れないと感じています。
御前崎港の南駿河湾漁協では、同様に近海で獲れる脂肪量計測など独自の基準で厳選した新鮮な極上サワラに「波乗り鰆」というブランドに認定して出荷し、高付加価値化を図っていますが、他の魚でもこのような取組をもっと全県に広めるべきと考えます。
静岡県水産基本計画には、水産業の魅力の増大のための主な取組の1つとして、「水産物の高付加価値化や他産地との差別化を図るため、消費者のニーズに対応した商品開発や安全で高品質な水産物を提供する水産事業者の取組」を支援すると記載されていていますが、これから具体的にどのような支援を行うのかを伺います。
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【農林水産担当部長答弁】近海物の県内漁協への水揚げ量増加の取組についてお答えいたします。
本県近海で操業している他県船の多くは、首都圏に近く、魚価が高値傾向にある千葉県の勝浦漁港を利用しております。他県船は本県の燃油高騰対策の対象ではございませんが、本県水産業の競争力強化の観点から、県内の港に水揚げされる環境を整えることが重要であり、魚価の向上や市場の活性化に取り組む必要があります。
このため、県では、魚価の向上に向けて、伊豆のキンメダイや御前崎の生カツオなどを「しずおか食セレクション」に認定し、その魅力を県内外へ発信するとともに、専門家派遣事業等により、県内漁協によるブランド化の取組を支援しております。
加えて、山梨、長野、新潟の「山の洲」広域経済圏で、近海産の高鮮度な魚介類を販売するなど、新たな販路開拓にも取り組んでおります。
また、市場の活性化に向けましては、安全で高品質な水産物を消費者へ提供できるよう、魚市場の鮮度管理や食品安全管理に関する手法の開発、普及に取り組んでおります。
加えて、ハード面では、漁業者、仲買人の利便性向上や、水産物の品質管理のため、製氷施設や、荷捌き施設等の整備を支援しているほか、今年度からは、デジタル技術を活用して漁獲情報を即時共有する新たな入札システムを構築し、入札参加者の拡大に取り組んでまいります。
県といたしましては、本県水産物のブランド化や販路拡大、市場の活性化等に全力で取り組み、県内の港への水揚量を拡大することで、水産業の競争力を強化してまいります。
以上であります。