世宗市と忠清南道を訪問
いよいよ本日から静岡県議会の中沢公彦議長の韓国公式訪問が、始まりました。
朝7時40分にソウルをバスで出て、2時間半かけて世宗特別自治市(=行政中心複合都市)にやって来ました。市内各地を精力的に視察・表敬しました。
人口40万人のこの自治市は、首都ソウルが北朝鮮から近いことによる安全保障上の問題と、人口集中の解消を目的に、新たに人工的に造られた素晴らしい“未来都市”でした。
2012年に首都機能の移転が始まり、すでに韓国の官公庁のほとんどが移転を終えて、すさまじい勢いで発展しながら、人口も増え続けています。
午後からは、今年静岡県と『友好親善協定締結10周年を迎えた忠清南道の道都・公州市内に移動し、道議会の趙議長ら議員のみなさんを表敬訪問しました。
静岡県と忠清南道は、2013年の友好協定締結以来、経済、文化、観光、教育などの幅広い分野において行政でも民間でも、さまざまな交流を続けてきました。
コロナ禍で3年以上も運休してた静岡空港からの定期便が、ついに復活したことを契機に、両県道がさらに友好・協力関係を築くための積極的なアイディアを互いに提案し合いました。
国立公州博物館にも伺い、4世紀から7世紀にかけて、この地に栄えた古代王国・百済の第25代「武寧(ぶねい)王」の『没後1500年特別展』を拝見し、太古の日本にも多大な影響を与えた王朝の名君の王陵から発掘された数々の貴重な遺品などを見て回りました。
夕方には隣の扶余郡に移動し、本日まで開催されていた『大百済展』の閉幕式に静岡県を代表して出席しました。レセプションでは大歓待を受けました。
日没後には2万人以上が集まった豪華絢爛でド派手な屋外ステージでの閉会セレモニーを最前列の特等席で参加することができ、とても感動しました。
移動時間も距離も長く、訪問先もお会いする政財界の重鎮も多い、ハードスケジュールで責任重大な公式訪問ですが…
日韓友好親善と静岡空港へのインバウンド客増加のため、中沢議長の指揮の下、全力で日程をこなしています。