榛葉達也さんとの別れ
17日に32歳の若さで夭折した榛葉達也さんのお通夜が本日24日、牧之原市細江の斎場でしめやかに営まれました。剣道関係者を中心に、本当に多くの参列者が訪れて、不世出ともいえる偉大な若き指導者、教育者の死を悼みました。
数日前にお悔やみに伺った時にも感じましたが…1年半に及ぶ過酷な闘病生活を終えた榛葉さんは…稽古着姿の身体こそ痩せこけて小さくなってしまっていましたが、その生来の端正な顔つきは大事を成し遂げた後のように引き締まり、どこか穏やかな笑みを浮かべ、不思議なオーラに包まれているように、私には見えました。美しい仏像のような姿でした。
祭壇前でのご焼香を終え、続々と弔問に訪れる剣道の先輩後輩と挨拶をしながらも去りがたく…会場の広報に山のように展示されている在りし日の故人の写真や思い出の品々、そして彼が各地で行った命の大切さや素晴らしさを説く熱い講演後に、全国から届いた感想文や激励の手紙に目を通していると…
なんと榛葉さんの奥様の美咲さん(29)が、私を見つけて歩み寄り、声を掛けてくださいました。ちょうど昨年の今ごろ、市内の居酒屋で開かれた「達也君を励ます会」の楽しい思い出話に花が咲きました。
当時の様子は…⇒ こちら!!
そして、それからの榛葉家の激動の1年間を感慨深げに語ってくださいました。これから先の話も伺いました。何度も何度も感謝の言葉をいただきました。偉大な榛葉達也さんの「生きざまを伝え続けてよかったな」と思いました。