元気ない日はコスタリカ
本日は、このところの疲れがどっと出た感じで…我が家の愛犬・もうすぐ14歳のカロの寝姿のような一日を過ごしていました。
体調が良くない上に、国政も県政も何だかゲンナリする話題ばかりで…。気が重くてたまらないので、先日著者から届いた『コスタリカ~「純粋な人生」と言い合う平和・環境・人権の先進国』(高文研発行、1800円=税別)という本を読みました。
著者の国際ジャーナリストの伊藤千尋氏(74)は、元朝日新聞の敏腕記者で、中南米全域をカバーするブラジル・サンパウロ支局長やロサンゼルス支局長等を歴任したラテンアメリカの政治や社会を熟知した専門家です。
私は大学時代、彼が書いた「燃える中南米」という岩波新書を書店で見つけて、中米の楽園コスタリカへの興味を深めました。ジャーナリストも目指しました。
数年後に、コスタリカ人の伴侶を得ましたが、同国に滞在したのは通算でも2、3カ月です。ジャーナリストにもなれましたが…スポーツ新聞の記者だったので、中南米に特派されたのは、ペルーの日本大使公邸人質事件の時ぐらいです。でも…間違いなく影響は受けていたわけです。
それから紆余曲折の末、私も年を取り、人生経験を重ねて持論も身に付け、曲がりなりにも政治家となり…伊藤さんの礼賛するコスタリカを、100%手放しで、もてはやすつもりはありません。
しかし、確かにこの数十年間の複雑な国際情勢の中、コスタリカが選んだ異色の道は、瞠目すべき現実だと思っています。
ご興味のある方は、ぜひお読んでみてください!!