担い手は男性だけの神事
牧之原市菅山区菅ケ谷で、平安時代から伝承されている『一幡(いちまん)神社の御榊(おさかき)神事』の最終日にも伺いました。
午前9時に、保存会のみなさんが口に榊の葉をくわえて公民館を出発。昨日準備したお餅や五菜、お神酒などのお供え物を持って地域を巡ってから、一幡神社で神事を催行しました。
昼からは、再び公民館で『御本飯』(お餅)を賽の目に細かく切って榊の葉と一緒に稲藁にくるむ『御榊様』を作り、一幡神社の境内(昔は当番の本名の自宅)にある栗の木と藁で作った小屋『御仮屋』(おかりや)」の神棚に、これから先の1年間安置させるのです。
御榊様は、御仮屋の中で稲の霊力(稲魂)が増幅され、新たな力となってこの農村に「秋の豊作をもたらす」と言い伝えられているのです。
なお、一連の儀式や行列、供物の準備や挙行、片づけに至るまでの担い手は、大昔から全員男性に限られているそうです。今なら、性別を理由とした差別・区別を禁止する『男女雇用機会均等法』や『LGBTQ』に関連して、大問題になりそうですよね?(笑)
連日の日中のポカポカ陽気で、我が家の庭の河津桜が一気に八分咲きになりました!!( ゚Д゚)
2月の上旬にここまで咲いてしまったのは、初めてじゃないかなあ?