そりゃないぜ!朝日新聞
本日5日の朝日新聞の静岡版で、昨日の私の一般質問に対する答弁を基にした2つのニュースが、大きな記事になっていました。
他の新聞では、私の質問は雑報扱いだったので、大変ありがたいことです。議員冥利に尽きます!!(*´ω`*)
だが、しかーし!! 2本の記事のどこを読んでも、探しても…ワタシの質問の内容はおろか、名前すら載っていません! いや、そもそも県議会で一般質問があったのかどうかも、わかりません!(゚ω゚)
答弁に立った「川勝平太知事」や「勝又泰宏・交通基盤部長」…そして以前から、違法盛り土問題で県に苦言を呈している「牧之原市の杉本基久雄市長」の御三方は、コメントともにフルネームで登場しているのに…!(°_°)
全ては、知名度も報道価値もきっと低~い(笑)ワタシ自身が悪いんですが…「ちょっとこの書き方は、悲しいな~!( ノД`)」と思ってしまいました。
マスコミ系、特に朝日新聞関係のお友達のみなさんは、どう思われますかね?(^^;)
とにかく、ワタシはこれを発奮材料に、また一から頑張ります!( ^ω^ )
とりあえず…今日は、朝日新聞が食いついてきた『静岡市葵区杉尾地区の不適切盛土の行政代執行に伴う残土処理について』の実際の質問と答弁をご紹介します!(^^)/
3 静岡市葵区杉尾地区の不適切盛土の行政代執行に伴う残土処理について
静岡市葵区杉尾にある違法に造成された盛り土を撤去する県の行政代執行を巡り、「県は1月下旬から撤去した土砂1万立方mを静岡県牧之原市にある残土処分場へと搬出する予定だったが、周辺の住民が反発していることから見通しが立たない状況となっている」とのマスコミ報道が、1月末にありました。
また、現在はネット上から削除されていますが、他の報道では、「住民たちは土砂の汚染を懸念しているが、県の調査では化学物質は検出されていない。県は引き続き住民への説明を行う方針だが、理解が得られない場合の対応も含め検討している」という内容のものもありました。
県には「搬出先の住民の懸念をぬぐいきれなく、土砂搬出が見通せないので、処分場を変更するかもしれない」という考えがあるようですが…、私にはとても理解できません。地元県議の私が知る限り、「牧之原市に搬入する土砂に汚染物質は含まれていない。鉛の検出された土は産業廃棄物として専門の処分場に運ぶから心配ない」という県の説明を、地元住民は理解しており、現時点で報道であるような「事業の見通しを立たなくする」ほどの〝住民の猛反発〟など存在していないからです。
静岡市内の杉尾地区と日向地区の2カ所に業者が違法に盛り土した残土の下流域には住宅があり「土砂が流出する危険がある。急いで行政代執行をして撤去したい」という県の方針には、何ら異存はありません。ただ、静岡県はこれまで、公共残土は「有効利用を図ることを原則」としてきたはずです。
昨年6月に県が公表した「建設発生土の処理に関する基本方針」では、県の土木事業により発生した土は、県の他の公共事業への利活用や、民間との情報共有による再利用等に努め「発生土の有効利用率80%を令和9年度末までに達成する」と書かれています。
緊急を要する事例とはいえ、杉尾地区で発生する残土については、「建設発生土の処理に関する基本方針」に則り、公共工事への利活用も含めた対応が必要と考えますが、今回、「70kmも遠方にある民間の処分場に運ぶ」ことを即断した経緯、今後の処分方針をご説明ください。
勝又交通基盤部長: 静岡市葵区杉尾地区の不適切盛土の行政代執行に伴う残土処理についてお答えいたします。
今回の行政代執行は、通常の公共事業とは異なり、早急に住民の安全を確保するため、事業者に代わって県が実施するものであります。搬出する大量の土砂処理に当たっては、直ちに再利用が可能な現場周辺の公共事業が見受けられませんでした。
このため、5000立方メートル以上の処理が可能な民間施設を抽出し、処理費と運搬費を勘案した結果、牧之原市内の民間施設を選定いたしました。工事着手に当たり、搬出する土砂は土壌汚染のおそれがないことや、搬出頻度や経
路などについて、牧之原市や地元住民へ事前に説明すべきでありましたが、先行して新聞等で報道され、皆様に御心配をお掛けしたところであります。
今後の残土処理につきましては、土砂撤去の工程に遅れが生じないよう、1カ所に集中して処理するのではなく、改めて、公共事業又は民間工事への利活用や、小規模な民間施設など受入れ可能な搬出場所を選定し、迅速かつ適切な残土処理を進めてまいります。また、搬出先となる市町や地元住民に対しまして、事前に丁寧な説明を行ってまいります。
県といたしましては、杉尾地区の安全・安心を一日でも早く確保できるよう、引き続き、行政代執行に伴う適切な残土処理に取り組んでまいります。
<再質問>
静岡市にも牧之原市にも、一切事前に説明がないまま行われたことを問題視しています。リニア問題については、JRに対しては盛土の問題であれほど「地元自治体にしっかり説明しろ!」と言っている県が、どうして今回の行政代執行では、まったくそういうことをせずにどんどん進めてしまったのでしょうか? ダブルスタンダードではないですか?
勝又交通基盤部長:再質問にお答えいたします。われわれ県のですね。通常の公共事業はですね。建設残土の運搬処理施設に運ぶ際にはですね。受け入れ先の自治体には通常相談することはしてございません。
ただですね。今回の行政代執行という重要な事案につきましてはですね。事前に、牧之原市と静岡市に情報提供しておかなかったのはですね。われわれのすごい反省点でございます。
今後はですね。先ほど答弁しました通りですね。丁寧にですね。市町、地元住民などに対してですね。説明してまいりたいという所存でございます。
<4~5日の一般質問>
【大石健司(58=自民改革会議同志)】
1 知事の政治姿勢について
o リニア中央新幹線整備の対話に関する進捗と今後の対応
2 東海道新幹線静岡空港新駅の設置について
3 静岡市葵区杉尾地区の不適切盛土の行政代執行に伴う残土処理について
4 榛南水道と大井川広域水道の事業統合について
5 「海業」の振興に向けた体制整備と取組支援について
6 小規模な県立高校の学校運営について
【藤曲敬宏(57=自民改革会議)】
1 公文書等の管理に関する条例について
2 盛土規制法の運用に向けた規制区域の指定について
3 能登半島地震を教訓とした本県の防災体制について
(1)伊豆半島地域における木造住宅の耐震化の推進
(2)災害関連死の判定
4 伊豆半島の修験の道などの古道を生かした誘客、周遊について
5 伊豆湘南道路の実現に向けた取組について
6 県庁内のガバナンス機能における副知事の役割について
【沢田智文(54=ふじのくに県民クラブ)】
1 有機農産物の需要と供給の拡大に向けた取組について
2 県立三方原学園の環境整備について
3 ふじのくにジュニア防災士の活躍の場の創出について
4 障害者雇用における企業の理解促進について
5 不登校児童生徒への学びの保障と社会とのつながりによる支援について
6 磐田市に新設される特別支援学校について
7 浄水発生土の有効利用の取組について
【鈴木利幸(67=自民改革会議)】
1 農林業の振興に資する研究体制の充実について
2 国産の飼料及び肥料の生産拡大について
(1)飼料高騰対策
(2)下水汚泥等の肥料活用
3 浜名湖のアサリ復活に向けた稚貝の育成について
4 遠州灘海浜公園(篠原地区)野球場について
5 開発の進む地域における水災害への対応について
6 水需要の減少への企業局の対応について
【相坂摂治(50=自民改革会議)】
1 知事の政治姿勢について
(1)知事の暴走を抑止できない県庁組織の問題
(2)災害発生時の知事の職責
2 リニア中央新幹線開通に向けた県の協力の在り方について
(1)リニア中央新幹線開通の評価と総合計画への反映
(2)本県の事業への協力の在り方
3 災害に強いまちづくりについて
(1)浸水対策
(2)海づくり県民税の創設
4 静岡市との関係について
(1)東静岡駅周辺のまちづくり
(2)三保飛行場跡地利用とエアモビリティーの産業化
【山本彰彦(59=自民改革会議)】
1 リニア中央新幹線の部分開業について
2 県と政令市の関係強化について
(1)県と政令市の新たな関係
(2)政令市の静岡市と浜松市からの予算要望
3 防災・減災対策について
(1)県と市町の災害対応力の強化
(2)航空消防防災体制
(3)静岡市内の急傾斜地崩壊対策
【阿部卓也(57=ふじのくに県民クラブ)】
1 物流産業の確立について
2 リニア中央新幹線に関する生物多様性専門部会の今後の進め方について
3 南アルプスの自然保全と登山施設整備について
4 スポーツの価値観刷新とスポーツビジネスの推進について
5 浜松市沿岸域防潮堤の管理及び利活用について
6 馬込川及び安間川の流域治水の推進について
【中谷多加二(73=自民改革会議)】
1 森林施業集約化の促進について
2 在宅医療の強化に向けた取組について
3 ジュニア世代の効果的な競技力向上策について
4 今後の県の観光振興策について
5 県立高校における適材適所の人員配置について