九州北部豪雨災害被災地視察
自民改革会議の『治山・砂防事業推進議員連盟』の一員として、2017年(平29)7月5日に発生した『九州北部豪雨災害』の被災地である福岡県東峰村を訪れました。
最大時間雨量137mmの記録的な集中豪雨で大量の土砂が流出し、家屋や公共施設、農地に甚大な被害が発生した(つる)地区と宝珠山地区の復興状況と、山間の渓流内に堆積している土砂や豪雨時の流木を止める『治山堰堤(えんてい)』と流木の捕捉を目的とした『スリット(=隙間)付き砂防堰堤』を視察しました。
被災地近くに2018年に開館した『東峰村災害伝承館』では、被災当時強力なリーダーシップで陣頭指揮を執った前町長の澁谷博昭さんから、被害の状況や、復旧までの道のりを詳しくお聞きしました。
国や県による治山や林道事業の計画的整備の必要性を改めて痛感しました。
【平成29年7月九州北部豪雨災害】
朝倉市、東峰村を中心としたエリアにおいて、短時間に記録的豪雨を観測。
降雨量は、朝倉市黒川では7月5日の12時から21時までの9時間で774mm、東峰村大字福井では最大24時間雨量412mm、最大時間間雨量137m を記録し、山間部では、多数の山腹崩壊が発生した。
森林・林業関係の被害は、林地が865カ所で約266億円、林道施設が954カ所に上るなど、総額で約302億円に上った。
林地の復旧としては、緊急性の高い60箇所を災害関連緊急治山事業で当年度工事を実施。
平成29年度は、13都府県から人的支援を受けた。(13名:6カ月=埼玉県、東京都、山梨県、静岡県、岐阜県、京都府、兵庫県、和歌山県、広島県山口県、佐賀県、宮崎県)
翌平成30年度にも、10府県から人的支援を受けた。(埼玉県、静岡県、岐阜県、京都府、兵庫県、広島県、徳島県、山口県、佐賀県)
朝7時45分に自宅を出て、20分後には富士山静岡空港に到着。。緑色のFDAで福岡までひとっ飛び!! 地元に空港のある幸せ、ありがたさを改めて噛み締めました!(^-^)v