決算特別委員会の閉会
静岡県議会は本日5日の決算特別委員会最終日で、令和5年度の静岡県の決算を全会一致で認定しました。
採決に先立って行われた7つの分科会の委長報告で、私が産業委員長として報告した全文は以下の通りです。
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産業分科会における審査の 概 要と結果について御報告いたします。
今回、当分科会で審査した決算は、「令和5年度静岡県一般会計歳入歳出決算」のうち経済産業部及び労働委員会関係並びに「令和5年度静岡県中小企業高度化資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」外、特別会計ほか歳入歳出決算2件及び「令和5年度静岡県工業用水道事業決算」外、公営企業決算2件であります。
最初に、経済産業部及び労働委員会関係から申し上げます。まず委員から、有機茶の輸出現状についてただしたところ、当局から、現在有機茶の輸出は拡大傾向にあり、令和4年度の輸出額8千万円が令和5年度には2億1千万円ほどに拡大した茶商の事例もある。
しかし、当該事例では輸出可能な有機茶の生産量は不足しており、県内産の比率は令和4年度の 77%に対し令和5年度は 52%まで下がっているとのことである。このため、ChaOIプロジェクトで生産体制の強化に必要な機械等の整備による生産構造の転換や有機栽培に向く品種への転換により輸出可能な有機茶の生産を支援している。
また茶商と連携して生産から海外販売まで一気通貫したバリューチェーンの構築のほか、有機茶栽培研究会の開催により生産者に技術を伝え儲かる茶業につなげることを丁寧に示していくとの答弁がありました。
これに対し委員から、茶は静岡県の重要な産業である。輸出可能な有機茶を生産すれば売れることをもっと生産者に伝え、輸出に向けた仕組みをしっかりと考える必要があるとの意見がありました。
次に、大学発ベンチャーの事業化に向けた支援の内容と成果についてただしたところ、県内大学の高い技術や研究シーズを掘り起こして事業化や起業に結びつけるため、令和元年度から補助金や伴走支援のほか産業振興財団にコーディネーター2名を配置し県内企業と大学の研究シーズのマッチング支援を行っており、これまでに 10 社の大学発ベンチャーの創出に結びついているとの答弁がありました。
これに対し、大学発ベンチャーの事業化は難しい面もあるが、将来の県内産業のさらなる発展のために支援を継続されたいとの意見がありました。
このほか、先端産業創出プロジェクトの成果、学生がアルバイト先のトラブルに巻き込まれないために県が作成したリーフレットの内容などについても質疑がありました。
次に、企業局関係について申し上げます。工業用水道事業及び水道事業に関し、持続可能な健全経営に向けた取組についてただしたところ、既存管路を有効活用した新たな工法による施設更新や動力費削減を目的としたデマンドレスポンス契約などによりコスト削減に努めている。今後さらにIoTやAIによる業務の効率化やスタートアップ等のアイディアを活用したコスト削減に取り組み、黒字を確保していくとの答弁がありました。
これに対し、今後も災害やユーザー企業の撤退、人口減少等による水需要の減少や自然災害の激甚化が見込まれるため、新技術の導入によりさらに持続可能な健全経営に向けた取組を進められたいとの意見がありました。
このほか、浄水発生土の有効活用に向けた取組などについても質疑がありました。
以上が当分科会における審査の概要でありますが、結果といたしましては、審査を行った「令和5年度静岡県一般会計歳入歳出決算」の所管部局分外6件の決算につきましては、全員一致をもって、いずれも認定すべきものと決定いたしました。
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